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Oracle® Solaris 10 から Oracle Solaris 11.3 への移行

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更新: 2015 年 10 月
 
 

Oracle Solaris のマニュアルページの変更

次のマニュアルページの機能は、新しく追加されたか、または変更されたものです。

  • マニュアルページでの情報の検索 – このリリースには、man -K keywords コマンドを使用して、クエリー文字列でマニュアルページを検索する機能があります。–K (大文字) オプションは –k (小文字) オプションと同様に機能しますが、–k オプションはマニュアルページのすべてのセクションの NAME サブセクションのみの検索に制限される点が異なります。

    –k オプションと –K オプションは、検索にインデックスファイルを使用します。/usr/share/man および /usr/gnu/share/man ディレクトリが存在する場合、これらのディレクトリに新しいマニュアルページが追加されるたびに、svc:/application/man-index:default SMF サービスが新しいインデックスファイルの自動再生成をトリガーします。このサービスは、デフォルトで有効になっています。

  • パッケージ名の変更点 – 以前に Oracle Solaris のマニュアルページを収容していた SUNWman パッケージがより小容量の system/manual パッケージに変わりました。マニュアルページの大部分は、そのコンポーネントテクノロジパッケージで個別にパッケージ化されます。たとえば、/usr/bin/ls コマンド用の ls.1msystem/core-os パッケージの一部です。

  • マニュアルページの表示 – デフォルトでは、マニュアルページは Oracle Solaris システムにインストールされます。マニュアルページがシステムに表示されない場合、次のようにデフォルト値が True に設定されているかどうかを確認します。

    $ pkg facet -a facet.doc.man
    FACET VALUE SRC
    facet.doc.man True system

    次のように、設定を True に変更します。

    $ pkg change-facet facet.doc.man=True

    マニュアルページをシステムに表示しない場合、次のようにデフォルト設定を False に切り替えることができます。

    $ pkg change-facet facet.doc.man=False

    注 -  デフォルト設定を True から False に変更すると、すべてのマニュアルページがシステムから削除され、バックアップ BE が作成されます。バックアップ BE には引き続きマニュアルページがありますが、新しく作成される BE にはありません。