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Oracle® Solaris 10 から Oracle Solaris 11.3 への移行

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更新: 2015 年 10 月
 
 

その他のブート、プラットフォーム、およびハードウェアの変更

    次のブート、プラットフォーム、およびハードウェア機能が変更されます。

  • x86 プラットフォームのサポートは 64 ビットのみ – x86 プラットフォームで 32 ビットカーネルをブートするためのサポートは削除されました。32 ビットハードウェアを備えるシステムでは、64 ビットハードウェアにアップグレードするか、引き続き Oracle Solaris 10 を実行する必要があります。


    注 -  32 ビットアプリケーションはこの変更の影響を受けません。
  • ビットマップコンソールのサポート – 高解像度で発色数の多いコンソールのサポートが Oracle Solaris に追加されています。デフォルトでは、ビデオカードがこの設定をサポートしていない場合を除き、マシンは 1024x768x16 ビットのコンソールでブートします。その場合、設定は 800x600 に戻り、最終的には 640x480 に戻ります。コンソールタイプ (古い VGA TEXT 640x480 コンソールも含む) は、次のように、ブート時に GRUB メニューを編集して指定されるカーネルパラメータおよびオプションを通じて制御できます。

    -B console={text|graphics|force-text}

    Oracle Solaris 11.3 システムのブートとシャットダウン のブート時に Oracle Solaris コンソールをリダイレクトするを参照してください。

  • x86 および SPARC プラットフォームでの高速リブートのサポート – x86 プラットフォームで、高速リブートは、カーネルをメモリーにロードしてからそのカーネルに切り替えるカーネル内ブートローダーを実装します。高速リブートをサポートする SPARC ベースのシステムの場合、ブートプロセスは特定の POST テストをスキップすることによって加速化されます。

    SPARC プラットフォームの高速リブート機能の動作は x86 プラットフォームとはわずかに異なります。SPARC ベースのシステムで高速リブートを開始するには、reboot コマンドで –f オプションを使用します。x86 プラットフォームでは高速リブートはデフォルトの動作であるため、–f オプションは必要ありません。x86 ベースのシステムの高速リブートを開始するには、reboot コマンドまたは init 6 コマンドを使用します。高速リブート機能は、必要に応じて有効または無効にできる SMF プロパティーを通じて管理されます。Oracle Solaris 11.3 システムのブートとシャットダウン のリブートプロセスの高速化を参照してください。

  • SPARC sun4u アーキテクチャーのサポートの削除 – M シリーズ (OPL) ハードウェアを除いて、sun4u アーキテクチャーで Oracle Solaris 11 をブートすることはできません。これらのシステムのいずれかで Oracle Solaris 11 のブートを試みると、次のエラーメッセージが表示されます。

    Rebooting with command: boot
    Error: 'cpu:SUNW,UltraSPARC-IV+' is not supported by this release of Solaris.
    NOTICE: f_client_exit: Program terminated!