Oracle® Solaris Studio 12.4: C++ ユーザーズガイド

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更新: 2014 年 12 月
 
 
第 2 章

C++ コンパイラの使用方法

この章では、C++ コンパイラの使用方法を説明します。

コンパイラの主な目的は、C++ などの高水準言語で書かれたプログラムをコンピュータハードウェアで実行できるデータファイルに変換することです。C++ コンパイラを使用すると、次の作業を行うことができます。

  • ソースファイルを再配置可能なバイナリ (.o) ファイルに変換する。これらのファイルはそのあと、実行可能ファイル、(-xar オプションで) 静的 (アーカイブ) ライブラリ (.a) ファイル、動的 (共有) ライブラリ (.so) ファイルなどにリンクされる。

  • オブジェクトファイルとライブラリファイルのどちらか (または両方) をリンク (または再リンク) して実行可能ファイルを作成する。

  • 実行時デバッグを (-g オプションで) 有効にして、実行可能ファイルをコンパイルする。

  • 文レベルや手続きレベルの実行時プロファイルを (-pg オプションで) 有効にして、実行可能ファイルをコンパイルする。