Oracle® Solaris Studio 12.4: C++ ユーザーズガイド

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更新: 2014 年 12 月
 
 

11.7.4 代替ライブラリの使用

コンパイルごとに -I オプションを指定して、ヘッダーがインストールされている位置を指示します。さらに、-library=no%Cstd オプションを指定して、コンパイラ独自のバージョンの libCstd ヘッダーが検出されないようにします。例:

example% CC -I/opt/mycstd/include -library=no%Cstd... (compile)

-library=no%Cstd オプションを指定しているため、コンパイル中、コンパイラ独自のバージョンのヘッダーがインストールされているディレクトリは検索されません。

プログラムまたはライブラリのリンクごとに -library=no%Cstd オプションを指定して、コンパイラ独自の libCstd が検出されないようにします。さらに、-L オプションを指定して、代替ライブラリがインストールされているディレクトリを指示します。さらに、-l オプションを指定して、代替ライブラリを指定します。例:

example% CC -library=no%Cstd -L/opt/mycstd/lib -lmyCstd... (link)

あるいは、-L-l オプションを使用せずに、ライブラリの絶対パス名を直接指定することもできます。例:

example% CC -library=no%Cstd /opt/mycstd/lib/libmyCstd.a... (link)

-library=no%Cstd オプションを指定しているため、リンク中、コンパイラ独自のバージョンの libCstd はリンクされません。