Oracle® Solaris Studio 12.4: C++ ユーザーズガイド

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更新: 2014 年 12 月
 
 

7.4.5 -instances=extern によるテンプレートインスタンスの自動一貫性

-instances=extern を指定すると、テンプレートリポジトリマネージャーは、リポジトリ中のインスタンスの状態をソースファイルと確実に一致させて最新の状態にします。

たとえば、ソースファイルが -g オプション (デバッグ付き) でコンパイルされる場合は、データベースの中の必要なファイルも -g でコンパイルされます。

さらに、テンプレートリポジトリはコンパイル時の変更を追跡します。たとえば、-DDEBUG フラグを指定して名前 DEBUG を定義すると、データベースがこれを追跡します。その次のコンパイルでこのフラグを省くと、コンパイラはこの依存性が設定されているテンプレートを再度インスタンス化します。


注 - テンプレートのソースコードを削除する場合や、テンプレートの使用を停止する場合も、テンプレートのインスタンスはキャッシュ内にとどまります。関数テンプレートの署名を変更する場合も、古い署名を使用しているインスタンスはキャッシュ内にとどまります。これらの点が原因でコンパイル時またはリンク時に予期しない動作が発生した場合は、テンプレートキャッシュをクリアし、プログラムを再構築してください。