13.3 従来の iostream ライブラリの使用
従来型の iostream ライブラリからルーチンを使用するには、必要なライブラリ部分のヘッダーファイルをインクルードする必要があります。次の表で各ヘッダーファイルについて説明します。
表 13-1 iostream ルーチンのヘッダーファイル
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iostream ライブラリの基本機能の宣言。
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ファイルに固有の iostream と streambuf の宣言。この中で iostream.h をインクルードします。
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文字型配列に固有の iostream と streambuf の宣言。この中で iostream.h をインクルードします。
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マニピュレータ値の宣言。マニピュレータ値とは iostream に挿入または iostream から抽出する値で、特別の効果を引き起こします。この中で iostream.h をインクルードします。
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(廃止) stdio FILE の使用に固有の iostream と streambuf の宣言。この中で iostream.h. をインクルードします。
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(旧形式) この中で iostream.h、fstream.h、iomanip.h、stdiostream.h をインクルードします。C++ Version 1.2 の旧形式ストリームと互換性を保つため。
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これらのヘッダーファイルすべてをプログラムにインクルードする必要はありません。自分のプログラムで必要な宣言の入ったものだけをインクルードします。デフォルトでは、従来型の libiostream ライブラリは iostream に含まれています。