C++ コンパイラパッケージは、フロントエンド (CC コマンド本体)、オプティマイザ (最適化)、コードジェネレータ (コード生成)、アセンブラ、テンプレートのプリリンカー (リンクの前処理をするプログラム)、リンクエディタから構成されています。コマンド行オプションでほかの指定を行わないかぎり、CC コマンドはこれらのコンポーネントをそれぞれ起動します。
これらのコンポーネントはいずれもエラーを生成する可能性があり、コンポーネントはそれぞれ異なる処理を行うため、エラーを生成するコンポーネントを識別することが役立つことがあります。コンパイラ実行中に詳細を表示するには、-v および -dryrun オプションを使用します。
次の表に示すように、コンパイラのコンポーネントへの入力ファイルには異なるファイル名接尾辞が付いています。どのようなコンパイルを行うかは、この接尾辞で決まります。ファイル名接尾辞の意味については、Table 2–1 を参照してください。
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