11.2 C++ コンパイラ付属のライブラリ
C++ コンパイラには、いくつかのライブラリが添付されています。
次の表に、C++ コンパイラに添付されるライブラリと、それらを使用できるモードを示します。
表 11-1 C++ コンパイラに添付されるライブラリ
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libstlport
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標準ライブラリの STLport 実装
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libstlport_dbg
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デバッグモード用 STLport ライブラリ
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C++ 実行時
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C++ 標準ライブラリ
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従来の iostream
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-xia オプションをサポート
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ガベージコレクション
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復号化
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libsunperf
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Sun Performance Library
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libstdc++
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-std=c++03 および -std=c++11 モードの C++ 標準ライブラリ
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libgcc_s
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-std=c++03 および -std=c++11 モードの実行時サポート
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libCrunG3
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-std=c++03 および -std=c++11 モードの追加実行時サポート
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注 -
STLport または Oracle Solaris Studio C++ ライブラリの構成マクロを再定義したり変更したりしないでください。
これらのライブラリは、C++ コンパイラと連携するような方法で構成および構築されています。構成マクロを変更すると、プログラムがコンパイルまたはリンクされなかったり、正しく動作しなくなったりします。