Oracle® Solaris Studio 12.4: C++ ユーザーズガイド

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更新: 2014 年 12 月
 
 

3.3.10 実行時パフォーマンスオプション

表 3-11  実行時パフォーマンスオプション
オプション
処理
–fast
一部のプログラムで最適な実行速度が得られるコンパイルオプションの組み合わせを選択します。
-fma
浮動小数点の積和演算命令の自動生成を有効にします。
-g
パフォーマンスの解析 (およびデバッグ) に備えてプログラムを用意するようにコンパイラとリンカーの両方に指示します。
-s
実行可能ファイルからシンボルテーブルを取り除きます。
-m32|-m64
コンパイルされたバイナリオブジェクトのメモリーモデルを指定します。
-xalias_level
コンパイラで、型に基づく別名の解析および最適化を実行するように指定します。
-xarch=isa
ターゲットのアーキテクチャー命令セットを指定します。
-xbinopt
あとで最適化、変換、分析を行うために、バイナリを準備します。
-xbuiltin[=opt]
標準ライブラリ呼び出しの最適化を有効または無効にします。
-xcache=c
(SPARC) オプティマイザのターゲットキャッシュプロパティーを定義します。
-xchip=c
ターゲットのプロセッサチップを指定します。
-xdebuginfo
パフォーマンスの解析 (およびデバッグ) に備えてプログラムを用意するようにコンパイラとリンカーの両方に指示します。
-xF
リンカーによる関数と変数の順序変更を有効にします。
-xinline=flst
どのユーザーが作成したルーチンをオプティマイザでインライン化するかを指定します。
-xinline_param
コンパイラが関数呼び出しをインライン化するタイミングを判断するために使用するヒューリスティックを手動で変更します。
-xinline_report
コンパイラによる関数のインライン化に関する報告を生成し、標準出力に書き込みます。
-xipo
内部手続きの最適化を実行します。
-xipo_build
最初の受け渡し時にコンパイラによって最適化せず、リンク時にのみ最適化することによって、コンパイルの時間を短縮します。
-xlibmil
最適化のために、選択された libm ライブラリルーチンをインライン展開します。
-xlibmopt
最適化された数学ルーチンライブラリを使用します。
-xlinkopt
オブジェクトファイル内のあらゆる最適化のほかに、結果として出力される実行可能ファイルや動的ライブラリのリンク時最適化も行います。
-xmemalign=ab
(SPARC) メモリーの予想される最大境界整列と境界整列していないデータアクセスの動作を指定します。
-xnolibmil
コマンド行の -xlibmil を取り消します。
-xnolibmopt
数学ルーチンのライブラリを使用しません。
-xOlevel
最適化レベルを level にします。
-xpagesize
スタックとヒープの優先ページサイズを設定します。
-xpagesize_heap
ヒープの優先ページサイズを設定します。
-xpagesize_stack
スタックの優先ページサイズを設定します。
-xprefetch[=lst]
先読みをサポートするアーキテクチャーで先読み命令を有効にします。
-xprefetch_level
-xprefetch=auto を設定したときの先読み命令の自動挿入を制御します。
-xprofile
実行時プロファイルデータを使って収集または最適化を実行します。
-xregs=rlst
一時レジスタの使用を制御します。
-xsafe=mem
(SPARC) メモリーに関するトラップを起こさないものとします。
-xsegment_align
ドライバがリンク行で特殊なマップファイルをインクルードします。
-xspace
(SPARC) コードサイズが大きくなるような最適化は行いません。
-xtarget=t
ターゲットの命令セットと最適化のシステムを指定します。
-xthreadvar
デフォルトのスレッドローカル記憶装置アクセスモードを変更します。
-xthroughput
システム上で多数のプロセスが同時に実行されている状況でアプリケーションが実行されることを指定します。
-xunboundsym
動的に結合されているシンボルへの参照がプログラムに含まれているかどうかを指定します。
-xunroll=n
可能な場合は、ループを展開します。
-xvis
(SPARC) VIS 命令セットに定義されているアセンブリ言語テンプレートをコンパイラが認識します。