ローカルファイルモードで動作するときは、システムはローカルディレクトリにあるファイルからすべての TCP/IP 構成情報を取得します。ネットワーククライアントモードでは、構成情報はリモートネットワーク構成サーバーによって、ネットワーク内のすべてのシステムに提供されます。
一般的に、ネットワーク内の次のサーバーはローカルファイルモードで動作します。
ネットワーク構成サーバー
NFS サーバー
NIS、LDAP、または DNS のサービスを提供するネームサーバー
メールサーバー
ルーター
クライアントは、どのネットワーク上でもネットワーククライアントモードまたはローカルファイルモードのいずれかで動作可能であるため、これらのモードを組み合わせて、さまざまなシステムを構成できます。
Oracle Solaris 11.3 でのネットワークコンポーネントの構成と管理 の IPv4 インタフェースを構成する方法を参照してください。
# hostname
詳細は、hostname(1) のマニュアルページを参照してください。
Oracle Solaris は、プライマリネットワークインタフェース、ループバックアドレス、およびインストール時に構成された追加インタフェース (該当する場合) に対するエントリを作成します。エントリが最新ではない場合、インストール後にシステムに追加されたネットワークインタフェースの IP アドレスとそれに対応する名前を追加します。
たとえば、次のように nis/domain SMF サービスの domainname プロパティーの値として deserts.example.com を指定します。
# domainname domainname
このステップで、変更が永続的なものになります。
手順については、ルーティングの構成を参照してください。
エントリを作成するには、network-number netmask の形式を使用します。たとえば、Class C ネットワーク番号 192.168.83 を指定するには、次の情報を入力します。
192.168.83.0 255.255.255.0
CIDR アドレスの場合は、ネットワークの接頭辞をそれと同等の 10 進ドット表記に変換します。たとえば、192.168.3.0/22 という CIDR ネットワーク接頭辞を表現するには、次の情報を入力します。
192.168.3.0 255.255.252.0
# svccfg -s name-service/switch setprop config/netmask = astring: "files" # svccfg -s name-service/switch:default refresh