次の機能が新しく導入または変更されています。
ネームサービスおよびシステム構成の SMF への移行 – このリリースでは、ネームサービスはサービス管理機能 (SMF) を介して管理されます。ネームサービスを構成するために /etc/nsswitch.conf や /etc/resolv.conf などの特定ファイルを変更するというこれまでの動作は、もはや有効ではありません。この Oracle Solaris リリースでは、レガシー構成ファイルは、以前の Oracle Solaris リリースとの互換性維持のためにのみ保持されています。これらのファイルの内容は、特定のネームサービスと関連する SMF サービスにより生成されます。
ネットワーク構成が存在しない場合、ネームサービスは nis files ではなく files only 動作にデフォルト設定されます。svc:/system/name-service/cache SMF サービスは常時有効にするべきです。SMF コマンドを使用してこれらのサービスの構成を変更する場合、サービスを有効にするかリフレッシュして、あるいはその両方を実行して、変更を有効にする必要があります。svccfg(1M) およびsvcadm(1M) のマニュアルページを参照してください。
resolv.conf のエラーチェック機能 – SMF へのネームサービスの移行前に、resolv.conf ファイル構成内のエラーがサイレントに処理され、警告を生成せずに検出されない状態になりました。その結果、resolv.conf ファイルは構成されたとおりに動作しませんでした。Oracle Solaris 11 では、エラー状態の報告が適切に実行されるように、SMF テンプレートを使用した基本エラーチェックが導入されています。resolv.conf(4) のマニュアルページを参照してください。
Domain Name System (DNS) サーバーの設定 – DNS サーバーの設定プロセスが変更されました。詳細な手順については、Oracle Solaris 11.3 ディレクトリサービスとネームサービスでの作業: DNS と NIS の DNS の管理を参照してください。