netadm コマンドと list サブコマンドを使用して、各プロファイルの現在の状態を含む、システム上のいずれかまたはすべてのプロファイルの情報を表示します。
list サブコマンドの構文は、次のとおりです。
$ netadm list [ -p object-type ] [ -c ncu-class ] [ object-name ]
次のようにして、システムのすべてのプロファイル、および各プロファイルの現在の状態を表示します。
$ netadm list TYPE PROFILE STATE ncp DefaultFixed disabled ncp Automatic online ncu:phys net0 online ncu:phys net1 offline ncu:ip net0 online ncu:ip net1 offline loc Automatic online loc NoNet offline loc DefaultFixed offline enm test-enm disabled
list サブコマンドでは、有効な NCP および特定の NCP を構成するすべての NCU が表示されます。
プロファイルタイプと NCU クラスを list サブコマンドに含めて、特定のプロファイルを識別できます。プロファイルタイプのみを指定した場合は、そのタイプのプロファイルがすべて表示されます。プロファイルを名前で指定した場合は、そのプロファイルの現在の状態が表示されます。プロファイル名が一意でない場合は、その名前のプロファイルがすべて一覧表示されます。
使用例 26 指定されたプロファイルの現在の状態を表示する次の例では、Automatic という名前のシステムにあるすべてのプロファイルの現在の状態をリスト表示します。
$ netadm list Automatic TYPE PROFILE STATE ncp Automatic online ncu:ip net1 offline ncu:phys net1 offline ncu:ip net0 online ncu:phys net0 online loc Automatic online
次の例では、–p オプションとともに list サブコマンドを使用して、システムに現在存在する場所をすべて表示します。前の例では、Automatic の場所はオンライン (有効) です。
$ netadm list -p loc TYPE PROFILE STATE loc DefaultFixed offline loc NoNet offline loc Automatic online
次の例では、–c オプションとともに list サブコマンドを使用して、アクティブな NCP のインタフェース NCU をすべて表示します。
$ netadm list -c ip TYPE PROFILE STATE ncu:ip net0 online ncu:ip net1 offline
プロファイルの補助的な状態は、指定されたプロファイルがオンラインまたはオフライン (有効または無効) である原因について説明しています。補助的な状態の値をリスト表示するには、次のように –x オプションを list サブコマンドで使用します。
$ netadm list -x TYPE PROFILE STATE AUXILIARY STATE ncp DefaultFixed disabled disabled by administrator ncp Automatic online active ncu:phys net0 online interface/link is up ncu:phys net1 offline interface/link is down ncu:ip net0 online interface/link is up ncu:ip net1 offline conditions for activation are unmet loc Automatic offline conditions for activation are unmet loc NoNet offline conditions for activation are unmet enm test-enm disabled disabled by administrator loc DefaultFixed offline conditions for activation are unmet
補助的な状態の値は、プロファイルタイプによって異なります。補助的な状態の詳細は、nwamd(1M) のマニュアルページを参照してください。