特定のレガシーデバイスは、最大転送単位 (MTU) サイズ (フレームサイズとも呼ばれる) が最大 1514 バイトのパケットのみを処理します。フレームサイズがこの上限を超えるパケットは破棄されます。このような場合は、VLAN を構成する方法に示されているのと同じ手順に従います。ただし、VLAN を作成するときは、VLAN を強制的に作成するために –f オプションを使用します。
詳細は、Oracle Solaris 11.3 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の 割り当てられている管理権利の使用を参照してください。
# dladm create-vlan -f -l link -v vid VLAN-link
VLAN を強制的に作成します。このオプションは、VLAN ヘッダーを含めることができる大きさのフレームサイズが許可されていないデバイスに VLAN を作成する場合に使用します。
VLAN インタフェースの作成に使用するリンクを指定します。この手順では、リンクはレガシーデバイスを指します。
VLAN ID 番号を示します。
VLAN の名前を指定します。管理用に選択された名前を指定することもできます。
次の例では、mtu は 1496 に設定されます。
# dladm set-linkprop -p mtu=1496 VLAN-link
MTU 値を小さくすることによって、リンク層で転送前に VLAN ヘッダーを挿入するための領域が得られます。
リンクプロパティー値の変更の詳細は、Oracle Solaris 11.3 でのネットワークコンポーネントの構成と管理 の データリンクプロパティーの管理を参照してください。