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Oracle SuperCluster M7 シリーズセキュリティーガイド

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更新: 2016 年 2 月
 
 

コンプライアンス評価の生成

このタスクを実行するには、システムにパッケージを追加するためのソフトウェアインストールに関連する権利プロファイルが割り当てられている必要があります。ほとんどのコンプライアンスコマンドに対する管理権利が割り当てられている必要があります。

  1. コンプライアンスパッケージをインストールします。
    # pkg install compliance

    このメッセージは、パッケージがインストールされていることを示します。

    No updates necessary for this image.

    詳細は、pkg(1) のマニュアルページを参照してください。


    注 -  コンプライアンステストを実行する予定のあるすべてのゾーンにパッケージをインストールします。
  2. 使用可能なベンチマーク、プロファイル、および以前の評価を一覧表示します。

    この例では、2 つのベンチマークが使用されています。

    • pci-dssSolaris_PCI-DSS と呼ばれる 1 つのプロファイルが含まれています。

    • solarisBaseliine および Recommended と呼ばれる 2 つのプロファイルが含まれています。

    # compliance list -p
    Benchmarks:
    pci-dss: Solaris_PCI-DSS
    solaris: Baseline, Recommended
    Assessments:
    No assessments available
  3. コンプライアンス評価を生成します。

    次の構文を使用して、compliance コマンドを実行します。

    compliance assess -b benchmark -p profile
    -b
    特定のベンチマークを指定します。指定しない場合は、値がデフォルトの solaris に設定されます。
    -p
    プロファイルを指定します。プロファイル名では、大文字と小文字が区別されます。指定しない場合は、値がデフォルトの 1 番目のプロファイルに設定されます。

    例:

    • Recommended プロファイルの使用:

      # compliance assess -b solaris -p Recommended

      このコマンドは、3 種類のファイル (ログファイル、XML ファイル、および HTML ファイル) 形式の評価を含むディレクトリを /var/share/compliance/assessments 内に作成します。

    • PCI-DSS プロファイルの使用:

      # compliance assess -b pci-dss

    注 -  pci-dss ベンチマークには 1 つのプロファイルしか存在しないため、コマンド行でプロファイルオプション (-p) を指定する必要はありません。
  4. コンプライアンスファイルが作成されたことを確認します。
    # cd /var/share/compliance/assessments/filename_timestamp
    # ls
    recommended.html
    recommended.txt
    recommended.xml

    注 -  同じ compliance コマンドを再度実行しても、ファイルは置き換えられません。評価ディレクトリを再使用する前に、ファイルを削除する必要があります。
  5. (オプション) カスタマイズされたレポートを作成します。

    カスタマイズされたレポートは繰り返し実行できます。ただし、元のディレクトリでは 1 回しか評価を実行できません。

    この例では、レポートに表示される結果タイプを選択するために -s オプションが使用されています。

    デフォルトでは、notselected または notapplicable を除くすべての結果タイプがレポートに表示されます。コンマ区切りリストとして指定すると、結果タイプがデフォルトに加えて表示されます。結果タイプの前に - を付けると、個々の結果タイプを非表示にすることができます。一方で、リストを = で始めれば、正確にどの結果タイプが含まれるのかが指定されます。結果タイプは passfixednotcheckednotapplicablenotselectedinformationalunknownerror、または fail です。

    # compliance report -s -pass,fail,notselected
    /var/share/compliance/assessments/filename_timestamp/report_A.html

    このコマンドは、失敗した項目と選択されていない項目を含むレポートを HTML 形式で作成します。このレポートは最新の評価に対して実行されます。

  6. 完全なレポートを表示します。

    テキストエディタによるログファイル表示、ブラウザによる HTML ファイル表示、XML ビューアによる XML ファイル表示が可能です。たとえば、前述の手順でカスタマイズされた HTML レポートを表示するには、次のブラウザエントリを入力します。

    file:///var/share/compliance/assessments/filename_timestamp/report_A.html
  7. 使用しているセキュリティーポリシーが合格するために必要な障害をすべて修正してください。

    修正にシステムのリブートが含まれている場合、評価を再度実行する前にシステムをリブートします。

  8. 障害が発生しなくなるまで、評価を繰り返します。