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Oracle® Solaris 11.3 でのデバイスの管理

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更新: 2016 年 11 月
 
 

USB 大容量ストレージデバイス上にファイルシステムを作成する方法

通常、デバイスにはデフォルトのスライスがあらかじめ作成されています。デフォルトのスライスにアクセスできない場合は、次のセクションを参照してスライスを作成してください。

  1. 管理者になります。
  2. USB デバイスをシステムに追加します。 USB デバイスのホットプラグを実行する方法については、次を参照してください。
  3. (オプション) rmformat コマンドを使用して、USB デバイスを識別します。

    次の例では、デバイスは c2t0d0p0 です。

    # rmformat
    Looking for devices...
    1. Logical Node: /dev/rdsk/c2t0d0p0
    Physical Node: /pci@0,0/pci108e,534a@2,1/hub@7/floppy@1/disk@0,0
    Connected Device: MITSUMI  USB FDD          1039
    Device Type: Floppy drive
    Bus: USB
    Size: 1.4 MB
    Label: <None>
    Access permissions: Medium is not write protected.
  4. USB メモリースティックをフォーマットする必要がある場合にのみ、この手順を実行します。それ以外の場合は、次の手順にスキップします。
    1. USB メモリースティックをドライブに挿入します。
    2. 必要に応じて、USB メモリースティックをフォーマットします。
      # rmformat -F long raw-device-file

      ここで、raw-device-file はファイルシステムを書き込むストレージのパーティションです。


      Caution

      注意  -  rmformat -F コマンドは、USB メモリースティックでのみ使用してください。


  5. 必要に応じて、作成するファイルシステムのタイプを判断します。
  6. 必要に応じて、デバイスをアンマウントします。

    USB デバイスのマウント解除の方法については、USB 大容量ストレージデバイスをマウントまたはマウント解除する方法を参照してください。

  7. ファイルシステムを作成します。

    次のいずれかの手順に従います。

    • データを別のシステムに転送する必要がある場合は、USB スティック上に ZFS プールおよびファイルシステムを作成します。

      # zpool create device temp-pool
      # zfs create temp-pool/data

      次の例は、デバイス c5t0d0 に ZFS プールを作成して、そのプールにファイルシステムを作成しています。

      # zpool create c5t0d0 usbpool
      # zfs create usbpool/data
    • PCFS ファイルシステムを作成します。

      詳細および例については、USB ストレージデバイスへのファイルシステムの作成を参照してください。

    • レガシー UFS ファイルシステムを作成します。

      詳細および例については、USB ストレージデバイスへのファイルシステムの作成を参照してください。