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Oracle® Solaris 11.3 でのデバイスの管理

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更新: 2016 年 11 月
 
 

USB 大容量ストレージデバイスのホットプラグ

デバイスのホットプラグとは、オペレーティングシステムをシャットダウンすることなく、あるいはシステムをリブートすることなく、デバイスを追加したり取り外したりすることを指します。また、これらのデバイスは、ユーザーが操作しなくても自動的に構成および構成解除されます。

USB デバイスはすべてホットプラグ対応です。ただし、リムーバブルでない USB ストレージデバイスは、ドライバレベルでのみホットプラグ可能デバイスとして識別されます。これらのデバイスを接続または切断すると、自動的な構成または構成解除による変更はカーネルレベルで行われ、デバイスの使用には影響しません。

リムーバブルメディアサービスは、リムーバブルメディア (ホットプラグ対応デバイスを含む) のマウントを管理します。サービスが実行されているかどうかを判別するには、次のコマンドを入力します。

# svcs hal dbus rmvolmgr
STATE          STIME    FMRI
online         May_03   svc:/system/dbus:default
online         May_03   svc:/system/hal:default
online         May_03   svc:/system/filesystem/rmvolmgr:default

ホットプラグされたデバイスでは、デバイスが有効で認識されている場合は、デバイスからファイルシステムをマウントできます。ファイルシステムのマウントは自動的に行われますが、必要な場合は、ファイルシステムを手動でマウントできます。

ホットプラグ対応デバイスを切断する前に、最初に eject コマンドを発行します。eject –l コマンドを使用して、デバイスの名前を確認します。デバイスを切断する前に取り出しを行わないと、デバイス自体は解放されて、ポートは使用可能になりますが、デバイスのファイルシステムが損傷する場合があります。

USB デバイスを接続すると、そのデバイスがシステムのデバイス階層にすぐに追加され、prtconf コマンドの出力に含められます。

デバイスを切断すると、そのデバイスを使用しているアプリケーションがない場合にのみ、そのデバイスがシステムのデバイス階層から削除されます。切断されるデバイスをアプリケーションが使用していた場合、そのデバイスのノードは維持されます。ただし、そのデバイスを制御しているドライバは、デバイス上のすべてのアクティビティーを停止します。このデバイスに発行されるすべての新しい入出力動作はエラーを返します。元のデバイスを接続するように、システムによってプロンプトが表示されます。デバイスが使用できない場合は、アプリケーションを停止してください。数秒後に、ポートが解放されます。


注 -  アクティブなデバイスまたは開いているデバイスを取り外すと、データの整合性が損なわれる場合があります。取り外す前に必ず閉じてください。ただし、キーボードおよびマウスはアクティブであっても移動できます。