1 つ以上の IB パーティションデータリンクを同じ P_Key で IB 物理リンクの最上位に作成できます。パーティションデータリンクは、データ転送に使用されます。
# dladm create-part -l link -P key partition
物理データリンクの名前。
パーティションキーの値 (P_key)。
P_key.link という形式のパーティションリンクの名前
このコマンドは、ポートが作動しており、P_Key がポート上に存在し、かつ IPoIB の初期化が成功していることを想定しています。これらの 3 つの条件が満たされていない場合、このコマンドは失敗します。
# dladm create-part -f -l link -P key name
この場合、パーティションキーがポートに追加されて、ポートが有効になると、リンク状態が up に移行します。
# dladm show-part
# ipadm create-ip name # ipadm create-addr -a address [address-object]
パーティションリンクの名前。
有効な IP アドレス。デフォルトでは、このアドレスは静的アドレスであると想定されます。
IP インタフェースに関連付けられる IP アドレスを識別する名前。address-object を指定しない場合、ip-name/protocol という形式を使用して OS によって名前が自動的に割り当てられます。
ipadm コマンドの詳細は、ipadm(1M) のマニュアルページを参照してください。
この例では、次のタスクを実行する方法を示します。
物理リンク ibp0 および ibp2 を介したパーティションリンクの作成
ibp2 を介した IPoIB インタフェースの構成。
P_key の値は、ibp0 が 0x8001、ibp2 が 0x9000 です。
# dladm create-part -l ibp0 -P 0x8001 p8001.ibp0 # dladm create-part -l ibp0 -P 0x9000 p9000.ibp2 # dladm show-part LINK P_Key OVER STATE FLAGS p8000.ibp0 8001 ibp0 unknown ---- p9000.ibp2 9000 ibp2 unknown ---- # ipadm create-ip p9000.ibp2 # ipadm create-addr -a 1.1.1.1 p9000.ibp2/ipv4 # ipadm show-addr ADDROJB TYPE STATE ADDR p9000.ibp2/ipv4 static ok 1.1.1.1/24 # dladm show-part LINK P_Key OVER STATE FLAGS p8000.ibp0 8001 ibp0 unknown ---- p9000.ibp2 9000 ibp2 up ----