Go to main content
Oracle® Solaris 11.3 でのデバイスの管理

印刷ビューの終了

更新: 2016 年 11 月
 
 

ディスクラベルの作成

この手順は次の状況で使用します。

  • システムのインストール時。

  • 新しいディスクを追加するとき。

  • ディスクラベルが破損した場合。

  • ディスクタイプを変更する場合。

ディスクラベルを作成する方法

  1. Oracle Solaris で Format ユーティリティーを起動します。
    # format

    注 -  EFI ラベルを適用するには、代わりに format –e コマンド構文を使用します。使用例 43を参照してください。

    番号付きのディスクのリストが表示されます。

  2. プロンプトが表示されたら、ラベルを付けたいディスクの番号を入力します。
  3. 必要に応じて、次のサブステップを実行することによって、ディスクタイプを指定します。

    これらのサブステップは、ユーティリティーがディスクタイプを認識しない場合、またはディスクタイプを変更する場合にのみ行います。それ以外の場合は次の手順に進みます。

    1. format > プロンプトで type を選択します。
    2. 使用可能なオプションから、ディスクのタイプに対応する番号を入力します。

      ディスクが SCSI-2 ディスクの場合は、ゼロ (0) を入力すると、ディスクの自動構成を選択できます。

  4. ディスクにラベルを付けます。

    表示されるプロンプトに応じて、次のいずれかを実行します。

    • format > プロンプトで、label と入力し、画面の表示に従って続行します。

    • 確認のプロンプトで y と入力します。

  5. (オプション) ラベル付け処理の結果を確認するには、format > プロンプトで verify と入力します。
  6. Format ユーティリティーを終了します。
使用例 42  ディスクのラベル付け

次の例は、ラベルが付けられていない新しいディスク c2t1d0 を自動構成する方法を示しています。この例は、format コマンドを発行してディスクのリストが表示されたところから始まっています。

# format
...
Specify disk (enter its number): 1
c2t1d0: configured with capacity of 33.92GB
Disk not labeled.  Label it now?  yes
format> verify
情報が表示されます。
format> q
使用例 43  ディスクに EFI ラベルを付ける

次に、format –e コマンドを使ってディスクに EFI ラベルを付ける方法の例を示します。階層化されたソフトウェア製品が EFI ラベル付きディスクのシステムでも動作することを確認してください。EFI ラベル機能の一般的な情報については、EFI (GPT) ディスクラベルを参照してください。

この例は、ラベルを付けるために選択したディスクが c2t3d0 であることを想定しています。

# format -e
...
format> label
[0] SMI Label
[1] EFI Label
Specify Label type[0]: 1
Ready to label disk, continue? yes
format> quit
使用例 44  ディスクに SMI ラベルを付ける

次の例は、SMI ラベルを c2t0d0 に適用しています。このディスクには以前 EFI ラベルが付けられていたため、この例には警告が表示されています。それ以外は、さらに警告が表示されることはなく、ラベル付けが続行されます。

# format -e
...
Specify disk (enter its number): 3
selecting c2t0d0
[disk formatted]
...
format> label
[0] SMI Label
[1] EFI Label
Specify Label type[1]: 0
Warning: This disk has an EFI label. Changing to SMI label will erase all
current partitions.
Continue? yes
Auto configuration via format.dat[no]?
Auto configuration via generic SCSI-2[no]?