この手順は次の状況で使用します。
システムのインストール時。
新しいディスクを追加するとき。
ディスクラベルが破損した場合。
ディスクタイプを変更する場合。
# format
番号付きのディスクのリストが表示されます。
これらのサブステップは、ユーティリティーがディスクタイプを認識しない場合、またはディスクタイプを変更する場合にのみ行います。それ以外の場合は次の手順に進みます。
ディスクが SCSI-2 ディスクの場合は、ゼロ (0) を入力すると、ディスクの自動構成を選択できます。
表示されるプロンプトに応じて、次のいずれかを実行します。
format > プロンプトで、label と入力し、画面の表示に従って続行します。
確認のプロンプトで y と入力します。
次の例は、ラベルが付けられていない新しいディスク c2t1d0 を自動構成する方法を示しています。この例は、format コマンドを発行してディスクのリストが表示されたところから始まっています。
# format
...
Specify disk (enter its number): 1
c2t1d0: configured with capacity of 33.92GB
Disk not labeled. Label it now? yes
format> verify
情報が表示されます。
format> q
使用例 43 ディスクに EFI ラベルを付ける
次に、format –e コマンドを使ってディスクに EFI ラベルを付ける方法の例を示します。階層化されたソフトウェア製品が EFI ラベル付きディスクのシステムでも動作することを確認してください。EFI ラベル機能の一般的な情報については、EFI (GPT) ディスクラベルを参照してください。
この例は、ラベルを付けるために選択したディスクが c2t3d0 であることを想定しています。
# format -e ... format> label [0] SMI Label [1] EFI Label Specify Label type[0]: 1 Ready to label disk, continue? yes format> quit使用例 44 ディスクに SMI ラベルを付ける
次の例は、SMI ラベルを c2t0d0 に適用しています。このディスクには以前 EFI ラベルが付けられていたため、この例には警告が表示されています。それ以外は、さらに警告が表示されることはなく、ラベル付けが続行されます。
# format -e ... Specify disk (enter its number): 3 selecting c2t0d0 [disk formatted] ... format> label [0] SMI Label [1] EFI Label Specify Label type[1]: 0 Warning: This disk has an EFI label. Changing to SMI label will erase all current partitions. Continue? yes Auto configuration via format.dat[no]? Auto configuration via generic SCSI-2[no]?