これは、COMSTAR によるストレージデバイスの構成に関する一般的なタスクのリストです。一部のタスクはネットワーク構成の必要に応じたオプションです。下の一部のリンクは、ネットワーク構成とイニシエータの構成について説明する個別のドキュメントに移動します。
Oracle Solaris 11.3 での SAN デバイスとマルチパス化の管理 の 第 4 章, Oracle Solaris iSCSI イニシエータの構成
Oracle Solaris 11.3 での SAN デバイスとマルチパス化の管理 の iSCSI ベースストレージネットワークでの認証の構成
Oracle Solaris 11.3 での SAN デバイスとマルチパス化の管理 の Oracle Solaris での iSCSI マルチパスデバイスの設定
COMSTAR によってターゲットデバイスを構成する前に、次の用語を確認してください。
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デバイス検出を実行するために、動的デバイス発見方法のいずれかを構成するか、静的 iSCSI イニシエータターゲットを使用するかを判断します。
動的デバイス発見 – 次の 2 つの動的デバイス発見方式を使用できます。
SendTargets - ファイバチャネルブリッジへの iSCSI などのように、iSCSI ノードが多数のターゲットを公開している場合、その iSCSI ノードに IP アドレスとポートの組み合わせを提供でき、その iSCSI イニシエータは SendTargets 機能を使ってデバイス発見を実行できるようになります。
iSNS - iSNS (Internet Storage Name Service) を使用すると、できるかぎり少ない構成情報で、iSCSI イニシエータがアクセス権を持つターゲットを発見できます。また、ストレージノードの動作状態が変更されたときに iSCSI イニシエータに通知する状態変更通知機能もあります。iSNS 発見方式を使用するために、iSNS サーバーのアドレスとポートの組み合わせを指定して、デバイス発見を実行するために指定した iSNS サーバーを iSCSI イニシエータで照会できるようにすることができます。iSNS サーバーのデフォルトポートは 3205 です。iSNS の詳細については、RFC 4171 を参照してください。
http://www.ietf.org/rfc/rfc4171.txthttp://www.ietf.org/rfc/rfc4171.txt
iSNS 発見サービスは、ネットワーク上のすべてのターゲットを発見するための管理モデルを提供します。
Oracle Solaris での iSNS サポートの設定に関する詳細は、Oracle Solaris Internet Storage Name Service (iSNS) の構成と管理を参照してください。
静的デバイス発見 – iSCSI ノードのターゲットが少数である場合や、イニシエータのアクセス対象となるターゲットを制限する場合には、次の静的ターゲットアドレス命名規則を使用して、target-name を静的に構成できます。
target,target-address[:port-number]
また、アレイの管理ツールから静的ターゲットアドレスを決定できます。