ZFS ルートプールを再作成するか、代替ルートプールを作成する場合、次の手順を使用します。zpool create コマンドは、正しいブート情報で EFI (GPT) ラベル付きディスクを自動的に作成します。
始める前に
アクティブなパーティションとして選択されている Solaris パーティションがディスクにあることを確認します。Format ユーティリティーの fdisk オプションを使用して、パーティションの情報を表示します。使用例 34に、このオプションによって表示される情報の一部を示しています。
Solaris パーティションが存在しない場合は作成します。ガイドとして 使用例 46を参照してください。
format コマンドを発行して、Format ユーティリティーを起動します。コマンドの出力例を次に示します。
# format Searching for disks...done AVAILABLE DISK SELECTIONS: 0. c6t0d0 <SUN72G cyl 14087 alt 2 hd 24 sec 424> /pci@7c0/pci@0/pci@1/pci@0,2/LSILogic,sas@2/sd@0,0 1. c6t1d0 <FUJITSU-MAV2073RCSUN72G-0301-68.37GB> /pci@7c0/pci@0/pci@1/pci@0,2/LSILogic,sas@2/sd@1,0 2. c6t2d0 <FUJITSU-MAV2073RCSUN72G-0301-68.37GB> /pci@7c0/pci@0/pci@1/pci@0,2/LSILogic,sas@2/sd@2,0 3. c6t3d0 <FUJITSU-MAV2073RCSUN72G-0301 cyl 14087 alt 2 hd 24 sec 424> /pci@7c0/pci@0/pci@1/pci@0,2/LSILogic,sas@2/sd@3,0 Specify disk (enter its number):
# zpool create -B root-pool mirror disk1 disk2
ここで、root-pool はルートプールの名前です。
次の例は、c6t0d0 および c6t1d0 に root-pool を設定してミラー化しています。
# zpool create -B root-pool mirror c6t0d0 c6t1d0
ZFS ルートプールの完全な回復については、Oracle Solaris 11.3 でのシステム復旧とクローンを参照してください。