アグリゲーションにリンクを追加する方法

1. 管理者になります。

   詳細は、Oracle Solaris 11.2 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の割り当てられている管理権利の使用を参照してください。

2. IP インタフェースがリンク上に構成されていないことを確認します。IP インタフェースが構成されている場合は、その IP インタフェースを削除します。

   # ipadm show-if
   # ipadm delete-ip interface

   ここで、interface は、データリンク上に構成されている IP インタフェースです。

3. アグリゲーションにリンクを追加します。

   # dladm add-aggr -l link [-l link] [...] aggr

   ここで、link はアグリゲーションに追加するデータリンクを表し、aggr はアグリゲーションの名前です。

4. (トランクアグリゲーションのみ) 必要に応じてスイッチを再構成します。

   LACP がスイッチで有効な場合でも、スイッチの構成方法に基づいて追加のデータリンクを収容できるようにスイッチを再構成する必要があることがあります。

   スイッチに対して何らかの再構成タスクを実行するには、スイッチの製造元のドキュメントを参照してください。

この例は、アグリゲーション aggr0 にリンクを追加する方法を示しています。

# dladm show-link
LINK     CLASS     MTU     STATE     OVER
net0     phys      1500    up        --
net1     phys      1500    up        --
aggr0    aggr      1500    up        net0 net1
net3     phys      1500    up        --
# ipadm delete-ip net3
# dladm add-aggr -l net3 aggr0
# dladm show-link
LINK     CLASS     MTU     STATE     OVER
net0     phys      1500    up        --    
net1     phys      1500    up        --       
aggr0    aggr      1500    up        net0 net1 net3
net3     phys      1500    up        --