次のコマンドは、優先順位の定義とデータリンク上で有効になっている PFC マッピングを表示します。
# dladm show-linkprop -p pfcmap,pfcmap-rmt datalink
ローカルピアとリモートピアの間で PFC 情報が一致しているデータリンクの場合、pfcmap プロパティーに設定されている値にかかわらず、pfcmap プロパティーと pfcmap-rmt プロパティーの EFFECTIVE 列の値は同じになります。ローカルホストで同期機能が無効になっている場合、pfcmap プロパティーの EFFECTIVE フィールドにはローカルホストの pfcmap プロパティーの値が反映されます。
使用例 6-2 PFC 関連のデータリンクプロパティーの表示この例では、優先順位ベースのフロー制御に関連する物理データリンクプロパティーのステータスを表示する方法を示します。
# dladm show-linkprop -p pfcmap,pfcmap-rmt net0 LINK PROPERTY PERM VALUE EFFECTIVE DEFAULT POSSIBLE net0 pfcmap rw 11111111 11111111 11111111 00000000-11111111 net0 pfcmap-rmt r- -- -- -- --
たとえば、pfcmap プロパティーの value フィールドの値は 11111111 です。この値は、ローカルホストの PFC マッピングがデフォルト値で、8 つの優先順位がすべて有効になっていることを示しています。pfcmap および pfcmap-rmt プロパティーの EFFECTIVE 値は 11111111 および -- です。EFFECTIVE フィールドのこれらの値が一致していないことは、ローカルホストが PFC 情報をリモートピアと同期していないことを示しています。
lldpadm show-agenttlvprop コマンドを使用して willing プロパティーの値を確認でき、lldpadm show-agent -r コマンドを使用してピアの PFC TLV 情報を確認できます。