Oracle® Solaris 11.2 でのネットワークデータリンクの管理

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更新: 2014 年 9 月
 
 

ブリッジネットワークリング

ブリッジネットワークはリング状に形成して、物理的に複数のブリッジを相互に接続できます。次の図は、ブリッジネットワークリング構成を示しています。

図 4-3  ブリッジネットワークリング

image:STP または TRILL プロトコルがブリッジリング内の 1 つの接続を除去することでループを回避する様子を示す図

図は、リング状に構成されたブリッジネットワークを示しています。この構成では、3 台のブリッジがあります。2 台のシステムが物理的に westminister ブリッジに接続されています。1 台のシステムが物理的に waterloo ブリッジに接続されており、もう 1 台のシステムが物理的に tower ブリッジに接続されています。ブリッジは、物理的にブリッジポートを介して相互に接続されています。

このタイプの構成では、古いパケットがリングの周りをエンドレスにループすることによってネットワークリンクが飽和状態になる問題が発生する可能性があります。このようなループ状況から保護するために、Oracle Solaris のブリッジには STP と TRILL の両方のプロトコルが実装されています。大部分のハードウェアブリッジでは、STP ループ保護も実装されています。