TLV ユニットプロパティー
各 TLV ユニットにはプロパティーがあり、これらのプロパティーは特定の値を使用してさらに構成できます。TLV ユニットが LLDP エージェントのプロパティーとして有効になった場合、その TLV ユニットは、指定された値のみを使用してネットワーク内で通知されます。たとえば、システムの機能を通知する TLV ユニット syscapab を考えてみます。これらの機能には、ルーター、ブリッジ、リピータ、電話などのデバイスに対するサポートが含まれる可能性があります。ただし、ルーターやブリッジなど、特定のシステム上で実際にサポートされている機能のみが通知されるように syscapab を設定できます。
TLV ユニットを構成するための手順は、グローバルな TLV ユニットまたはエージェントごとの TLV ユニットのどちらを構成するかによって異なります。TLV ユニットの構成方法については、エージェントの LLDP パケットの TLV ユニットと値の指定を参照してください。
グローバルな TLV ユニットは、システム上のすべての LLDP エージェントに適用されます。次の表は、グローバルな TLV ユニットとそれに対応する、取り得る構成を示しています。
表 5-2 グローバルな TLV ユニットとそのプロパティー
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syscapab
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supported
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other、repeater、bridge、wlan-ap、router、telephone、docsis-cd、station、cvlan、sylvan、tpmr
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システムのサポートされている主要な機能を表します。デフォルト値は、router、station、および bridge です。
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enabled
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supported に対して示されている値のサブセット
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システムの有効になっている機能を表します。
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mgmtaddr
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ipaddr
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ipv4 または ipv6
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ローカルの LLDP エージェントに関連付けられる IP アドレスのタイプを指定します。これらのアドレスは、上位階層エンティティーに到達するために使用され、ネットワーク管理による検出に役立ちます。指定できるのは 1 つのタイプだけです。
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LLDP エージェントに固有の TLV ユニットはエージェント単位で管理されます。エージェントごとの TLV ユニットでは、指定した値は、特定の LLDP エージェントがその TLV ユニットの転送を有効にしたときに使用されます。
次の表は、LLDP エージェントの TLV 値とそれに対応する、取り得る構成を示しています。
表 5-3 エージェントごとの TLV ユニットとそのプロパティー
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pfc
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willing
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on、off
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優先順位ベースのフロー制御に関連するリモートマシンからの構成情報を受け入れるか、または拒否するように LLDP エージェントを設定します。
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appln
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apt
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値は、アプリケーション優先順位表で定義されている情報から取得されます。
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アプリケーション優先順位表を構成します。この表には、アプリケーション TLV ユニットとそれに対応する優先順位の一覧が含まれています。アプリケーションは、id/selector のペアで識別されます。この表の内容では、次の形式が使用されます。
id/selector/priority
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etscfg
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willing
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on、off
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拡張伝送選択に関連するリモートマシンからの構成情報を受け入れるか、または拒否するように LLDP エージェントを設定します。
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エージェントごとの TLV ユニットについては、Chapter 6, データセンターブリッジングを使用した集中ネットワークの管理を参照してください。