STP は、サブネットワークが使用不可になる可能性のあるネットワークループを回避するメカニズムです。ブリッジに STP を使用することに加えて、Oracle Solaris では TRILL 保護拡張機能もサポートされています。デフォルトでは STP が使用されますが、ブリッジングコマンドで –P trill オプションを指定すれば、TRILL も使用できます。
保護タイプを STP から TRILL または TRILL から STP に変更するには、次のコマンドを使用します。
# dladm modify-bridge -P protection-type bridge-name
–P protection-type オプションは、使用する保護タイプ stp (デフォルト) または trill を指定します。
使用例 4-2 ブリッジの保護タイプの変更次の例は、brooklyn ブリッジの保護タイプをデフォルトの STP から TRILL に変更する方法を示しています。
# dladm modify-bridge -P trill brooklyn
次の例は、brooklyn ブリッジの保護タイプを TRILL から STP に変更する方法を示しています。
# dladm modify-bridge -P stp brooklyn