JDKツールとユーティリティ


一般

標準的なJDKツールとユーティリティ

試験的なJDKツールとユーティリティ

注 - このセクションで説明するツールはサポートされておらず、本質的に試験的なものなので、この点に留意して使用してください。これらは将来のJDKバージョンでは利用できなくなる場合があります。

トラブルシューティング・ドキュメント


注 - 一部のツールのリファレンス・ページでは、WindowsとSolaris、LinuxおよびOS Xとで構成および使用法に小さな違いがあります(たとえば、ディレクトリの区切り文字に使用される文字が違うことがあります)。


一般的な情報

次のドキュメントは、JDKツールを最大限に活用するために必要となる重要な情報を提供しています。

ドキュメント・タイプ プラットフォーム
JDKファイル構造 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
クラス・パスの設定 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
クラスの検索方法 [サポートされるすべてのプラットフォーム]

拡張機能

各ツールのマニュアル・ページにはそのツールの最新の動作が記載されていますが、次のページではツールのリリースごとの変更点について詳しく説明しています。

基本的なツール

これらはJDKの基本的なツールです。アプリケーションを作成および構築するために使用します。

ツール名 簡単な説明 リファレンス・ページへのリンク
appletviewer Webブラウザを使わずにアプレットを実行したりデバッグしたりする。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
extcheck Jarの競合検出ユーティリティ。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
jar Java Archive (JAR)ファイルを作成および管理します。
JAR仕様については、「Java Archiveファイル」ページを参照してください。		 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
java Javaアプリケーションの起動ツール。このリリースでは、開発用にも配備用にも同じ起動ツールが使用される。
配備用の古い起動ツールであるjreは提供されなくなった。		 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
javac Javaプログラミング言語のコンパイラ。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
javadoc APIドキュメント・ジェネレータ。
ドックレットAPIおよびタグレットAPIについては、「Javadocツール」ページを参照してください。		 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
javah Cヘッダーとスタブのジェネレータ。ネイティブ・メソッドを作成するために使用する。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
javap クラス・ファイル逆アセンブラ [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
jdb Javaデバッガ。
デバッガのアーキテクチャ仕様については、「JPDA」を参照してください。		 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
jdeps Javaクラスに依存するアナライザ [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]

セキュリティ・ツール

これらのセキュリティ・ツールは、システムにセキュリティ・ポリシーを設定する場合、およびリモート・サイトで設定されたセキュリティ・ポリシーの範囲内で動作するアプリケーションを作成する場合に使用します。
ツール名 簡単な説明 リファレンス・ページへのリンク
keytool キーストアと証明書を管理する。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
jarsigner JAR署名を生成および検証する。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
policytool ポリシー・ファイルを管理するためのGUIツール。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]

これらのセキュリティ・ツールは、Kerberosチケットを取得、一覧表示、および管理する場合に使用します。

ツール名 簡単な説明 リファレンス・ページへのリンク
kinit Kerberos v5チケットを取得するためのツール。Solarisオペレーティング・システムでも、kinitツールを使用すれば、同等の機能を利用できます。たとえばSolaris 11の場合は、kinitのマニュアル・ページを参照してください。 [Windows]
klist 資格キャッシュおよびキー・タブでのエントリを一覧表示するコマンド行ツール。Solarisオペレーティング・システムでも、klistツールを使用すれば、同等の機能を利用できます。たとえばSolaris 11の場合は、klistリファレンス・ページを参照してください。 [Windows]
ktab キー表におけるエントリを管理するためにユーザーが使用するコマンド行ツール。Solarisオペレーティング・システムでも、kadminツールを使用すれば、同等の機能を利用できます。たとえばSolaris 11の場合は、kadminリファレンス・ページを参照してください。 [Windows]

国際化ツール

このツールは、ローカライズが可能なアプリケーションを作成する場合に使用します。
ツール名 簡単な説明 リファレンス・ページへのリンク
native2ascii テキストをUnicode Latin-1に変換する。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]

Remote Method Invocation (RMI)ツール

これらのツールは、Webまたはその他のネットワーク経由で対話するアプリケーションを作成する場合に使用します。
ツール名 簡単な説明 リファレンス・ページへのリンク
rmic リモート・オブジェクトのスタブとスケルトンを生成する。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
rmiregistry リモート・オブジェクトのレジストリ・サービス。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
rmid RMI起動システム・デーモン。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
serialver クラスのserialVersionUIDを返す。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]

Java IDLおよびRMI-IIOPツール

これらのツールは、OMG標準IDLおよびCORBA/IIOPを使用するアプリケーションを作成するときに使用します。
ツール名 簡単な説明 リファレンス・ページへのリンク
tnameserv ネーム・サービスへのアクセスを提供する。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
idlj OMG IDLインタフェースをマッピングして、Javaプログラミング言語で書かれたアプリケーションがCORBA機能を使用できるようにする、.javaファイルを生成する。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
orbd クライアントがCORBA環境内のサーバー上で永続オブジェクトを透過的に検索して呼び出すためのサポートを提供する。ORBDは一時ネーム・サービスtnameservの代わりに使用されます。ORBDは一時ネーム・サービスと永続ネーム・サービスの両方をインクルードします。orbdツールには、サーバー・マネージャ、Interoperable Naming Service、およびブートストラップ・ネーム・サーバーの機能が組み込まれています。サーバー・マネージャは、servertoolとともに使用されると、クライアントがサーバーへのアクセスを要求したときにそのサーバーを検索、登録、および起動します。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
servertool アプリケーション・プログラマがサーバーを登録、登録解除、起動、およびシャットダウンするための使いやすいインタフェースを提供する。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]

Java配備ツール

JavaアプリケーションおよびアプレットをWebに配備するときに使用されるユーティリティです。
ツール名 簡単な説明 リファレンス・ページへのリンク
javapackager JavaおよびJavaFXアプリケーションのパッケージ化と署名に関連するタスクを実行します。 [LinuxおよびOS X] [Windows]
pack200 Java gzip圧縮プログラムを使用して、JARファイルをpack200圧縮ファイルに変換します。圧縮後のパック・ファイルは圧縮率の高いJARであり、直接配備、帯域幅の節約、およびダウンロード時間の短縮に役立ちます。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
unpack200 pack200で圧縮されたパック・ファイルをJARファイルに変換します。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]

Java Web Startツール

Java Web Startと組み合わせて使用するユーティリティです。
ツール名 簡単な説明 リファレンス・ページへのリンク
javaws Java Web Startの起動やさまざまなオプションの設定に使用するコマンド行ツール。
詳細については、Java Web Startガイドを参照。		 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]

Javaトラブルシューティング、プロファイリング、モニタリング、および管理ツール

ツール名 簡単な説明 リファレンス・ページへのリンク
jcmd JVM診断コマンド・ツール - 実行中のJava仮想マシンに対して診断コマンド要求を送信します。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
jconsole Java仮想マシンをモニタリングするためのJMX準拠のグラフィカル・ツール。ローカルJVMとリモートJVMの両方をモニターできます。アプリケーションをモニターおよび管理することもできます。
詳細については、「Javaプラットフォームのモニタリングと管理」を参照してください。		 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
jmc Java Mission Control (JMC)クライアントには、これらのタイプのツールに通常関連するパフォーマンス・オーバーヘッドを発生させることなくJavaアプリケーションを監視および管理するためのツールが含まれます。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
jvisualvm Java仮想マシンでのJavaテクノロジベースのアプリケーション(Javaアプリケーション)の実行中に、それに関する詳細な情報を提供するグラフィカル・ツール。Java VisualVMは、メモリーとCPUプロファイリング、ヒープ・ダンプ分析、メモリー・リーク検出、MBeansへのアクセスおよびガベージ・コレクションを提供します。詳細は、「Java VisualVM」を参照してください。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]

Java Web Servicesツール

ツール名 簡単な説明 リファレンス・ページへのリンク
schemagen Java Architecture for XML Binding用のスキーマ・ジェネレータ。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
wsgen JAX-WSポータブル・アーティファクトを生成するためのツール。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
wsimport JAX-WSポータブル・アーティファクトを生成するためのツール。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
xjc Java Architecture for XML Binding用のバインディング・コンパイラ。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]

モニタリング・ツール

次のツールを使用して、JVMのパフォーマンス統計をモニターできます。このセクションで説明するツールはサポートされておらず、試験的なものなので、この点に留意して使用してください。これらは将来のJDKバージョンでは利用できなくなる場合があります。

これらのツールは、Windows 98およびWindows Meを除くすべてのプラットフォームでサポートされています。

ツール名 簡単な説明 リファレンス・ページへのリンク
jps 試験的: JVMプロセス・ステータス・ツール - ターゲット・システム上に設置されているHotSpot Java仮想マシンの一覧を表示します。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
jstat 試験的: JVM統計データ・モニタリング・ツール - 設置されているHotSpot Java仮想マシンに接続し、コマンド行オプションの指定に従って、パフォーマンス統計データを収集および記録します。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
jstatd 試験的: JVM jstatデーモン - 設置されているHotSpot Java仮想マシンの作成と終了をモニターし、ローカル・システム上で実行しているJava仮想マシンにリモート・モニタリング・ツールが接続するためのインタフェースを提供する、RMIサーバー・アプリケーションを起動します。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]

トラブルシューティング・ツール

次のツールは、特定のトラブルシューティング・タスクに使用できます。このセクションで説明するツールはサポートされておらず、本質的に試験的なものなので、この点に留意して使用してください。これらは将来のJDKバージョンでは利用できなくなる場合があります。

これらのツールの一部は、現在Windowsプラットフォームでは利用できません。

ツール名 簡単な説明 リファレンス・ページへのリンク
jinfo 試験的: Javaの構成情報 - 指定されたプロセスやコア・ファイルまたはリモート・デバッグ・サーバーの構成情報を出力します。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
jhat 試験的: ヒープ・ダンプ・ブラウザ - (たとえば、jmap -dumpで生成された)ヒープ・ダンプ・ファイルでWebサーバーを開始して、ヒープをブラウズできるようにします。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
jmap 試験的: Java用メモリー・マップ - 指定されたプロセスやコア・ファイルまたはリモート・デバッグ・サーバーの、共用オブジェクト・メモリー・マップまたはJavaヒープ・メモリーの詳細を出力します。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
jsadebugd 試験的: Java用保守性エージェント・デバッグ・デーモン - プロセスまたはコア・ファイルへ接続し、デバッグ・サーバーとして機能します。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
jstack 試験的: Java用スタック・トレース - 指定されたプロセスやコア・ファイルまたはリモート・デバッグ・サーバーのスレッドの、スタック・トレースを出力します。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]

問題を分析する際に使用するツール、オプション、およびその他の情報については、Java(tm) SEトラブルシューティングに関するWebサイトを参照してください。このサイトのドキュメントには、バグ・レポートを提出する前に行うこと、およびレポート用に収集するデータに関する提案が含まれています。

スクリプト・ツール

Javaプラットフォームと対話するスクリプトを実行するために、次のツールを使用できます。

ツール名 簡単な説明 リファレンス・ページへのリンク
jjs Nashornコマンド行スクリプト・シェルを実行します。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
jrunscript 試験的: Java用スクリプト・シェル - スクリプトを実行します。このツールはサポートされておらず、本質的に試験的なものなので、この点に留意して使用してください。これは将来のJDKバージョンでは利用できなくなる場合があります。 [Solaris、LinuxおよびOS X] [Windows]
Copyright © 1993, 2018, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.