Oracle® Solaris 11.2 でのリソースの管理

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更新: 2014 年 7 月
 
 

単位のサポート

リソース制御の種類を示す大域フラグは、すべてのリソース制御に対して定義されます。これらのフラグは、種類に関する基本情報を prctl などのアプリケーションに伝えるために、システムによって使用されます。アプリケーションはこの情報を使用して、次の内容を判定します。

  • 各リソース制御に適した単位の文字列

  • 倍率値を解釈するときに使用する正しい倍率

次の大域フラグを使用できます。

大域フラグ
リソース制御の種類ごとの文字列
修飾子
倍率
RCTL_GLOBAL_BYTES
バイト
B
1
KB
210
MB
220
GB
230
TB
240
PB
250
EB
260
RCTL_GLOBAL_SECONDS
s
1
Ks
103
Ms
106
Gs
109
Ts
1012
Ps
1015
Es
1018
RCTL_GLOBAL_COUNT
なし
1
K
103
M
106
G
109
T
1012
P
1015
E
1018

リソース制御に倍率値を使用できます。次の例は、倍率付きのしきい値を示します。

task.max-lwps=(priv,1K,deny)

注 - 単位修飾子は、prctlprojadd、および projmod コマンドに使用できます。project データベース自体で単位修飾子を使用することはできません。