Oracle® Solaris 11.2 でのリソースの管理

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更新: 2014 年 7 月
 
 

CPU 配分と使用効率

配分割り当ては、使用効率とは異なります。CPU リソースの 50% が割り当てられているプロジェクトの CPU 使用率は、平均するとわずか 20% ほどです。その上、配分が CPU 使用量を制限するのは、ほかのプロジェクトと競合するときだけです。プロジェクトに対する割り当てが低い場合でも、そのプロジェクトがシステムで単独に実行されているときは、常に 100% の処理能力を CPU から受け取ります。使用可能な CPU サイクルが浪費されることはありません。つまり、使用可能な CPU サイクルはプロジェクト間に配分されます。

動作中の作業負荷に小さい配分を割り当てると、性能が低下します。ただし、システムが過負荷にならないかぎり、配分割り当て数が原因で作業が完了しないことはありません。