プロセスは、複数の種類のプロセス間通信 (IPC) の 1 つを使用して、互いに通信できます。IPC を使用すると、プロセス間で情報の転送や同期化を行うことができます。リソース制御機能により、カーネルの IPC 機能の動作を定義するリソース制御が提供されます。これらのリソース制御は、/etc/system の調整可能パラメータを置換します。
デフォルトのリソース制御値の初期化に使用される廃止済みパラメータが、この Oracle Solaris システム上の /etc/system ファイルに含まれている場合があります。ただし、古いパラメータはできるだけ使用しないでください。
どの IPC オブジェクトがプロジェクトの使用状況に影響を与えているかを監視するには、ipcs コマンドに –J オプションを付けて実行します。表示例については、ipcs を使用する方法を参照してください。ipcs コマンドの詳細については、ipcs(1) のマニュアルページを参照してください。
Oracle Solaris システムの調整については、Oracle Solaris 11.2 カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル を参照してください。