リソース制御機能は、project データベースを使用して構成されます。Chapter 2, プロジェクトとタスクについてを参照してください。リソース制御とその他の属性は、project データベースエントリの最後のフィールドで設定します。各リソース制御に対応付けられる値は、括弧で囲まれ、コンマ区切りのプレーンテキストとして示されます。括弧内の値によって「アクション文節」が構成されます。各アクション文節には、特権レベル、しきい値、および特定のしきい値に関連付けられたアクションが含まれます。各リソース制御は複数のアクション文節を持つことができ、各アクション文節もコンマで区切られます。次のエントリは、プロジェクトエンティティーにおけるタスクごとの軽量プロセス (LWP) 制限と、プロセスごとの最長 CPU 時間制限を定義します。process.max-cpu-time は、プロセスの実行時間が合計で 1 時間になるとプロセスに SIGTERM を送信し、1 時間 1 分になると SIGKILL を送信します。Table 6–3を参照してください。
development:101:Developers:::task.max-lwps=(privileged,10,deny); process.max-cpu-time=(basic,3600,signal=TERM),(priv,3660,signal=KILL) typed as one line
rctladm コマンドを使用すると、リソース制御機能の実行時に問い合わせや制御機能の変更を「大域有効範囲」で行うことができます。prctl コマンドを使用すると、実行時にリソース制御機能の問い合わせや変更を「局所有効範囲」で行うことができます。
詳細については、リソース制御値に対応付けられた大域アクションと局所アクション、および rctladm(1M) と prctl(1) を参照してください。