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SPARC M7 シリーズサーバーサービスマニュアル

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更新: 2015 年 11 月
 
 

手動による障害のクリア

サーバーによって障害が検出されると、その障害が記録され、コンソールに表示されます。ほとんどの場合、障害を修復すると、修正された状態がサーバーによって検出され、障害状態は自動的に修復されます。障害状態が自動的にクリアされない場合は、その障害を手動でクリアする必要があります。

  1. 障害のあるコンポーネントを交換してサーバーの電源を投入したら、そのコンポーネントの障害がクリアされたことを確認します。

    障害がクリアされたことの確認を参照してください。

  2. 次の手順を特定します。
    • 障害が検出されなかった場合は、これ以上の処理を行う必要はありません。以降の手順は実行しないでください。

    • 障害が検出された場合は、次の手順に進みます。

  3. すべての永続的な障害記録から障害をクリアします。

    場合によっては、障害をクリアしても一部の永続的な障害情報が残り、ブート時に誤った障害メッセージが表示されることがあります。このようなメッセージが表示されないようにするには、次のように入力します。

    faultmgmtsp> fmadm acquit NAC-name
  4. 必要な場合、サーバーをリセットします。

    場合によっては、fmadm faulty コマンドの出力に、障害のあるコンポーネントについての次のメッセージが含まれることがあります。

    faulted and taken out of service.

    このメッセージが出力に表示された場合は、その障害を手動で修復したあとで影響を受けるドメインをリセットする必要があります。

    faultmgmtsp> exit
    -> reset /Servers/PDomains/PDomain_x/HOST
    Are you sure you want to reset /System? y
    Resetting /System ...
  5. 必要に応じて、Oracle Enterprise Manager Ops Center ソフトウェアで障害をクリアします。

    fmadm aquit コマンドで障害をクリアしても、Oracle Enterprise Manager Ops Center ソフトウェアでその障害はクリアされません。障害またはインシデントを手動でクリアする必要があります。詳細については、Oracle Enterprise Manager Ops Center の操作リファレンス ( http://www.oracle.com/technetwork/oem/ops-center/index.html ) でインシデントを修正済みにマークする方法を参照してください

  6. コンポーネントを保守している場合は、そのコンポーネントの手順に戻ります。

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