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SPARC M7 シリーズサーバーサービスマニュアル

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更新: 2015 年 11 月
 
 

SP の取り付け

SP の取り付け後、SPM は自動的に再起動します。


Caution

注意  -  サーバーの電源が入った状態でこのコンポーネントを取り外す場合は、交換用コンポーネントを取り付ける前に、30 秒待ってください。そうすることで、電源を入れるために必要となる Oracle ILOM で、新しいコンポーネントを検出するための時間が十分に確保できます。


  1. 適切な ESD 対策を行います。

    ESD による損傷を防ぐを参照してください。

  2. SP をスロットに挿入し、引き抜きレバーが閉じ始めるまでスライドさせます。
    image:SP を取り付ける方法を示す図。
  3. ロックして固定されるまで引き抜きレバーを完全に閉じます。
    image:引き抜きレバーを閉じる方法を示す図。
  4. NET MGT ポートおよび SER MGT ポートから取り外したケーブルを再度取り付けます。

    ケーブルは取り外したときと同じポートに取り付けてください。

  5. 端末または端末エミュレータ (PC またはワークステーション) を SER MGT ポートに接続します。
  6. 必要に応じてシステムファームウェアをダウンロードします。

    アクティブ SP は、新しくインストールされた SP 上のシステムファームウェアをレプリケートします。適切なファームウェアが実行していることを確認します。更新が必要な場合は、次のように、(新しく取り付けた SP ではなく) アクティブ SP でシステムファームウェアを更新します。

    1. ファームウェアイメージをダウンロードできるように、アクティブ SP 上のネットワークポートを構成します。

      手順については、Oracle ILOM のドキュメントを参照してください。

    2. システムファームウェアをダウンロードして、アクティブ SP にインストールします。

      Oracle ILOM のドキュメントに記載されているファームウェアのダウンロード手順に従ってください。


      注 -  SP の交換前にインストールされていたファームウェアリビジョンも含めて、サポートされているすべてのシステムファームウェアバージョンをロードできます。
  7. 構成情報を復元します。
    -> cd /SP/config
    -> load -source uri target

    ここでは:

    • uri は、tftpftpsftpscphttp、および https です

    • target は、構成情報を格納したリモートの場所です

      例:

      -> load -source tftp://129.99.99.99/pathname
  8. 交換した SP で TPM が初期化された場合は、これらの手順を完了します。
    1. TPM を再初期化し、tpmadm failover コマンドを以前使用していた場合は再設定します。

      フェイルオーバーを有効にするために Oracle ILOM インタフェースを使用した TPM の初期化については、Oracle Solaris 11.3 でのシステムおよび接続されたデバイスのセキュリティー保護を参照してください。

    2. インストールする新しい SP に、スタンバイ SP にバックアップした TPM データと鍵を復元します。

      TPM データおよび鍵の移行および復元については、Oracle Solaris 11.3 でのシステムおよび接続されたデバイスのセキュリティー保護を参照してください。

  9. 障害がクリアされ、交換後のコンポーネントが動作していることを確認します。

    障害がクリアされたことの確認を参照してください。

  10. SP の日付が正しいことを確認します。
    -> show /SP/clock
    
    /SP/clock
       Properties:
            datetime = Tue Sep 07 08:09:59 2013
            timezone = GMT (GMT)
            uptime = 0 days, 00:01:18
            usentpserver = disabled
    ->
    1. 必要に応じて、datetime プロパティーを設定します。
      -> set /SP/clock datetime=MMDDhhmmYYYY
    2. 必要に応じて、timezone プロパティーを設定します。
      -> set /SP/clock timezone=3-to-4-characters

      ここで、timezone 値は、EST など、タイムゾーンを示す 3 または 4 文字の略号です。

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