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SPARC M7 シリーズサーバーサービスマニュアル

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更新: 2015 年 11 月
 
 

コンポーネントの耐障害性

このトピックでは、特定コンポーネントの耐障害性のレベルについて説明し、障害が発生したときにコンポーネントを交換するためのガイドラインを提供します。

  • CMIOU。交換用 CMIOU が使用可能になったときのみ、障害のある CMIOU を交換します。可能な場合は、10 分以内にできるだけ迅速に新しい CMIOU を取り付けます。サーバーから取り外す前に、CMIOU を準備する必要があります。

  • ファンモジュール (CMIOU シャーシ)。CMIOU シャーシには 8 つのファンモジュールがあります。サーバーで稼働状態が維持されるよう、CMIOU シャーシに 7 つのファンモジュールが取り付けられている必要があります。ファンが 7 つ未満の場合はサーバーは動作しません。ファンモジュールが 7 つあるサーバーが稼働している場合、それらのファンのうち 1 つ以上で障害が発生すると、過熱状態を防ぐためにサーバーは停止することがあります。

  • ファンモジュール (スイッチシャーシ)。スイッチシャーシには 36 個のファンモジュールがあります。各スイッチユニットには、6 つの専用ファンモジュールがあります。各スイッチユニットで 6 つあるファンのうち 5 つが動作していると、サーバーが稼働状態を維持します。5 つある稼働ファンのうち 1 つで障害が発生すると、過熱状態を防ぐためにサーバーは停止することがあります。

  • PCIe カード。PCIe カードが論理ドメイン上の I/O ドメインに割り当てられている場合は、サポートされていない構成を避けるために、カードの取り外し準備を行う必要があります。

  • 電源装置。CMIOU およびスイッチシャーシの電源装置は、2N 冗長です。スイッチまたは CMIOU シャーシで電源装置の障害が発生した場合、スイッチシャーシの 3 つの電源装置または CMIOU シャーシの 5 つの電源装置だけでサーバーは正常に稼働できます。

    電源装置を取り付ける必要があるスロットに関する制限はありません。すべての電源装置が取り付けられているかぎり、電源装置スロットのいずれかに取り付けることができます。

  • SP。サーバーの SP は一回につき 1 つ交換します。サーバーから取り外す前に、SP を準備する必要があります。

  • スイッチユニット。スイッチユニットは、単一ユニットとして一緒に機能するように構成されています。スイッチユニットの障害が発生すると、サーバーは機能低下モードで稼働します。サーバーが稼働するには、少なくとも 5 つのスイッチユニットが機能している必要があります。サーバーから取り外す前に、スイッチユニットを準備する必要があります。


注 -  サーバーの電源が入った状態でこれらのコンポーネントを取り外す場合は、交換用コンポーネントを取り付ける前に、30 秒待ってください。そうすることで、電源を入れるために必要となる Oracle ILOM で、新しいコンポーネントを検出するための時間が十分に確保できます。

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