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SPARC M7 シリーズサーバーサービスマニュアル

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更新: 2015 年 11 月
 
 

SPARC M7-8 の構成とフェイルオーバー動作 (2 つの PDomain)

2 つの PDomain が構成された SPARC M7-8 サーバーでは、それぞれの静的 PDomain は、シャーシ内の 8 つの CMIOU のうち 4 つから構成されています。一方の PDomain は cmiou0 - cmiou3 から構成され、他方は cmiou4 - cmiou7 から構成されています。

2 つのサービスプロセッサ (SP0 および SP1) は、それぞれが異なる静的な PDomain に割り当てられている 2 つの SPM を使用して冗長性を実現します。各 SP での SPM0 は、シャーシ内の一方の静的 PDomain (DCU_0) を管理し、各 SP での SPM1 は、他方の静的 PDomain (DCU_1) を管理します。

管理される DCU
割り当てられる CMIOU
割り当てられる SPM ペア
DCU_0
CMIOU_0CMIOU_3
/SYS/SP0/SPM0
/SYS/SP1/SPM0
DCU_1
CMIOU_4CMIOU_7
/SYS/SP0/SPM1
/SYS/SP1/SPM1

Oracle ILOM は、静的 PDomain でのアクティビティーを管理するアクティブ SP として、各 SP からいずれかの SPM を特定します。SP のもう一方の SPM は Oracle ILOM を実行しますが、アクティブ SP がハードウェアを管理できなくなる場合以外は、非アクティブのままです。管理できなくなった場合は、非アクティブ SPM がアクティブ SP の役割を引き継ぎます。

アクティブ SP として機能する SPM は指定できませんが、それぞれの役割を果たすために Oracle ILOM が新しい SPM を割り当てるように要求することは可能です。たとえば SP を交換するときに、これを行うことができます。

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