Go to main content

SPARC M7 シリーズサーバーサービスマニュアル

印刷ビューの終了

更新: 2015 年 11 月
 
 

SP を取り外す準備をする

SPARC M7-8 サーバーでは、CMIOU シャーシに 2 つの SP があります。SPARC M7-16 サーバーでは、スイッチシャーシに 2 つの SP があります。すべてのサーバーで、1 台の SP サーバーがアクティブ SP として機能し、1 台の SP サーバーがスタンバイ SP として機能します。可能な場合は、アクティブ SP が DCU アクティビティーとすべてのシステムリソースを管理しますが、管理できなくなった場合は、スタンバイ SP がその役割を引き継ぎます。


注 -  一度に交換するシステム内の SP は 1 つだけです。

注 -  SPM に対して prepare_to_remove コマンドを発行する場合、SP を取り外す準備もする必要があります。続いて、SPM が再起動できるように SP をサービスに戻す必要があります。SP を物理的に取り外し、スロットに取り付けると、これは自動的に行われますが、物理的に SP をスロットに取り付けない場合は、SP に対して return_to_service コマンドを発行する必要があります。コンポーネントのサービスへの復帰を参照してください。

次の手順では、SP の取り外しを準備する方法について説明します。SPARC M7-16 サーバーで SPP を取り外す準備の詳細は、SPP を取り外す準備をする (SPARC M7-16)を参照してください。

  1. 保守を必要とする SP を特定します。

    障害が発生したコンポーネントの特定、および SP の一般的なステータス LEDを参照してください。


    注 -  SPARC M7-8 サーバーの SPM は PCIe 接続をサポートします。これらのサーバーでは、SP を取り外すには、ホストの電源を切るか、ホストで Oracle Solaris OS を稼働している必要があります。サーバーが起動しているとき、またはホストでオープンブートプロンプトが表示されているときには、SP PCIe デバイスを取り外さないでください。
  2. SP 上の SPM がハードウェアを管理していないことを確認します。
    -> show /System/Other_Removable_Devices/Service_Processors/
        Service_Processor_x/Service_Processor_Module_0 state_sp
        Properties:
        state_sp = OffDuty 

    注 -  2 つの PDomain が存在する SPARC M7-8 の場合、2 番目の SPM でこの手順を実行します。たとえば、以前に Service_Processor_0/Service_Processor_Module_0state_sp コマンドを実行した場合、この時点では Service_Processor_0/Service_Processor_Module_1 でこのコマンドを実行する必要があります。
  3. SPM を取り外す準備をします。
    -> cd /System/Other_Removable_Devices/Service_Processors/
        Service_Processor_x/Service_Processor_Module_0
    -> set action=prepare_to_remove

    このコマンドが完了するまで数分かかる場合があります。

    次の手順を特定します。

    • PDomain が 2 つの SPARC M7-8 の場合、2 番目の SPM でこの段階を実行してから、Step 4 に進みます。

    • PDomain が 1 つの SPARC M7-8 の場合、Step 4 に進みます。

    • SPARC M7-16 の場合、Step 5 に進みます。

  4. SPARC M7-8 サーバーの場合にのみ、PCIe デバイスがオフラインであることを確認します。
    • 2 つの PDomain が存在する SPARC M7-8 の場合、両方の SPM の状態を確認します。
      -> show /System/Other_Removable_Devices/Service_Processors/
          Service_Processor_x/Service_Processor_Module_0 state_pcie
          Properties:
            state_pcie = Offline
      -> show /System/Other_Removable_Devices/Service_Processors/
          Service_Processor_x/Service_Processor_Module_1 state_pcie
          Properties:
            state_pcie = Offline
    • 1 つの PDomain が存在する SPARC M7-8 の場合、唯一の SPM の状態を確認します。
      -> show /System/Other_Removable_Devices/Service_Processors/
          Service_Processor_x/Service_Processor_Module_0 state_pcie
          Properties:
            state_pcie = Offline

    state_pcieOnline の値が返された場合、SPM が含まれるホストにログオンし、適切な SP/SPM スロットに対しデバイスをオフラインにすることにより、PCIe カードを取り外す準備をします。PCIe カードの保守を参照してください。

  5. SP 上の SPM が取り外せるようになっていることを確認します。
    -> show /System/Other_Removable_Devices/Service_Processors/
        Service_Processor_x/Service_Processor_Module_0 health
        Properties:
          health = Offline

    注 -  2 つの PDomain が存在する SPARC M7-8 の場合、2 番目の SPM でこの手順を実行します。
  6. SP を取り外す準備をします。
    -> cd /System/Other_Removable_Devices/Service_Processors/
        Service_Processor_x
    -> set action=prepare_to_remove

    このコマンドによって、SP の電源が切断され、SP 上で青色の取り外し可能 LED が点灯します。

  7. SP が取り外せるようになっていることを確認します。
    -> show /System/Other_Removable_Devices/Service_Processors/
        Service_Processor_x health
        Properties:
          health = Offline

関連情報