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SPARC M7 シリーズサーバーサービスマニュアル

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更新: 2015 年 11 月
 
 

用語集

A
アクティブ SP

サーバーリソースを管理するために Oracle ILOM によって選択される SP。アクティブ SP がこの役割を果たせなくなると、スタンバイ SP がその役割を引き継ぎます。SP および スタンバイ SP も参照してください。

ASR

自動サービスリクエスト。Oracle Support への自動通知機能を提供する Oracle ソフトウェア。

B
BoB

オンボードのメモリーバッファー。DIMM と CMP の間でデータを転送する CMIOU ボード上の ASIC。

C
CAR

PCIe ホットプラグキャリア のラベル。

CMIOU

CPU、メモリー、および I/O のユニット。各 CMIOU には 1 個の CMP、16 個の DIMM スロット、および 1 個の IOH チップがあります。各 CMIOU は eUSB デバイスもホストします。

CMP

チップ多重処理。各 CMIOU には CMP が 1 つあります。SPARC M7-8 サーバーには、最大 8 個の CMP を搭載できます。SPARC M7-16 サーバーには、最大 16 個の CMP を搭載できます。

CMT

チップマルチスレッディング。チップごとに複数のコア、コアごとに複数のスレッド、またはその両方の組み合わせによって、同一チップ上で複数のハードウェアスレッド (ストランドとも呼ばれます) の実行を可能にするプロセッサテクノロジ。

D
DCU

ドメイン構成可能ユニット。PDomain の最小構成単位。2 つの PDomain が存在する SPARC M7-8 サーバーには 2 つの DCU があり、1 つの PDomain が存在する SPARC M7-8 サーバーには 1 つの DCU があります。これらの DCU は静的です。これらの割り当ては変更できません。SPARC M7-16 サーバーには、使用可能な 4 つの PDomain のうちの 1 つのホストに割り当てることができる 4 つの DCU があります。PDomain も参照してください。

DCU SPM

SPARC M7 シリーズサーバーでは、Oracle ILOM が SPM ペアから 1 つの SPM を識別して DCU のアクティビティーを管理します。SPMSPP、および DCU も参照してください。

DHCP

動的ホスト構成プロトコル。TCP/IP ネットワーク上のクライアントに自動的に IP アドレスを割り当てるソフトウェア。SP は DHCP をサポートしていません。SP コンポーネントに静的 IP アドレスを割り当てる必要があります。

DIMM

デュアルインラインメモリーモジュール。

動的 PDomain

SPARC M7-16 PDomain。ホストの停止後に、DCU を動的 PDomain に割り当てたり、動的 PDomain から割り当て解除したりできます。静的 PDomain および PDomain も参照してください。

E
EMI

電磁干渉。

ESD

静電放電。

eUSB

Embedded USB。ブートデバイスとして使用するように専用設計されたフラッシュベースのドライブです。eUSB は、アプリケーションまたはカスタマデータ用のストレージを提供しません。

F
FC

Fibre Channel。主にコンピュータデータストレージを接続するために使用される高速ネットワークテクノロジ。

FMA

障害管理アーキテクチャー。SP から障害の通知を生成します。FMA は、エラー処理、障害診断、および応答の 3 つのシステムアクティビティーを提供します。

FRU 名

特定の Oracle ILOM、およびシステムコマンドとメッセージで、ハードウェアコンポーネントを特定するために使用される名前。

G
GB

G バイト。1G バイト = 1024M バイト。

GbE

ギガビット Ethernet。

I
ILOM

Oracle ILOM を参照してください。

InfiniBand

非常に高いスループットと非常に低い待機時間が特徴のネットワーク通信標準です。

IOH

I/O ハブ。

IPMP

IP ネットワークマルチパス。IP ネットワークインタフェース用のマルチパスおよびロードバランシング機能を提供する Oracle Solaris 機能です。

IPoIB

InfiniBand 上のインターネットプロトコル。

iSCSI

Internet small computer system interface。サーバーがネットワークを介してストレージにアクセスできるようにする IP ベースのストレージネットワーキング標準です。iSCSI ネットワークでは、リモートストレージは iSCSI ターゲットと呼ばれます。

IPoIB を使用した iSCSI

サーバーが InfiniBand ネットワーク上で IP を使用してアクセス可能な iSCSI ターゲットをブートできるようにするブートプロセス。IPoIB も参照してください。

K
KVMS

キーボード、ビデオ、マウス、ストレージ。

KW

キロワット。

L
論理ドメイン

リソースの個別の論理グループで構成される仮想マシンであり、単一のコンピュータシステム内に独自のオペレーティングシステムと識別情報を保有します。

M
MIB

管理情報ベース。

MP

マルチパス化。マルチパス化 も参照してください。

MPxIO

マルチパス I/O。すべてのサポートされている FC HBA を制御するように FC デバイスのマルチパス化機能を構成できる Oracle Solaris 機能。

マルチパス化

マルチパスソフトウェアを使用すると、ストレージデバイスやネットワークインタフェースなどの I/O デバイスへの冗長物理パスを定義および制御できます。

N
NET MGT

ネットワーク管理。NET MGT ポートは、SP への Ethernet 接続を提供します。SPARC M7-16 サーバーの専用 NET MGT ポートは、4 つの SPP を 2 つの SP に接続します。

NTP

ネットワークタイムプロトコル。

NVMe

Non-Volatile Memory Express。接続されたソリッドステートドライブに PCIe バスを介してアクセスするための仕様。

O
OpenBoot

PDomain で Oracle Solaris OS をブートできるようにする Oracle ファームウェア。ハードウェアとソフトウェアを対話形式でテストするためのインタフェースを提供します。

Oracle ILOM

Oracle Integrated Lights Out Manager。サーバー SP にプリインストールされているシステム管理ファームウェア。

Oracle VTS

Oracle Validation Test Suite。システムの動作テストの実行、ハードウェアの検証の提供、および障害が発生する可能性のあるコンポーネントの特定を行うアプリケーション。

P
PCIe

Peripheral Component Interconnect Express。

PCIe ホットプラグキャリア

PCIe カードをサーバー内に取り付けて収容するために使用されるエンクロージャー。CAR を参照してください。

PDECB

配電電子回路遮断器。

PDomain

物理ドメイン。SPARC M7-8 サーバーには 2 つの PDomain または 1 つの PDomain が構成されています。これらの PDomains は静的で再構成はできません。SPARC M7-16 サーバーは 1 - 4 つの構成済み PDomain を持つことができます。これらの PDomain は動的です。動的な PDomain では、ホストの停止と起動を行えば、PDomain 内の DCU を割り当てたり割り当て解除したりできます。

DCU動的 PDomain静的 PDomain、および スイッチユニット も参照してください。

PDomain SPM

PDomain のリード SPM。PDomain SPM はタスクを管理し、その PDomain に rKVMS サービスを提供します。SPARC M7-16 サーバーでは、Oracle ILOM が同一の PDomain 上にある DCU SPM のプールから DCU SPM の 1 つを PDomain SPM として識別し、そのホスト上のアクティビティーを管理します。PDomain および SPM も参照してください。

PDU

配電盤。

プール

デバイスの論理グループ。使用可能なストレージのレイアウトおよび物理特性を記述します。データセットのストレージ領域はプールから割り当てられます。ZFS は、ストレージデバイスが 1 つのストレージプールに集約されるモデルを使用します。

POST

電源投入時自己診断。サーバーのブート時に実行される診断ソフトウェア。

PROM

プログラム可能な読み取り専用メモリー。

PSH

予測的自己修復。サーバーの状態を継続的にモニターして、必要があれば障害のあるコンポーネントをオフラインにできる、FMA、ereport、診断エンジン、エージェントなどを含むテクノロジのシステム。

R
RC

ルートコンプレックス。PCIe デバイスパスの最初の要素です (たとえば、/pci@300)。

rKVMS

リモートのキーボード、ビデオ、マウス、およびストレージ。

ルートポート

PCIe デバイスパスでは、ルートポートが常に 2 番目の要素になります (たとえば、/pci@300/pci@0)。

S
スケーラビリティー

サーバーの物理的な構成可能ハードウェア (DCU を参照) を 1 つ以上の論理グループ (PDomain を参照) に組み合わせることで、サーバーの処理能力を向上させる (またはスケールアップする) 機能。

SER MGT

シリアル管理。SER MGT ポートは SP へのシリアル接続を提供します。

SNMP

Simple Network Mail Protocol。

SP

サービスプロセッサ。冗長性を確保するために、サーバーには 2 つのサービスプロセッサがあり、1 つがアクティブで 1 つがスタンバイになっています。

SPM

サービスプロセッサモジュール。SP および SPP のコンポーネント。SPM には、SP および SPP がサーバーリソースを管理するためのプロセッサが搭載されています。DCU SPM および PDomain SPM も参照してください。

SPP

サービスプロセッサプロキシ。各 PDomain を管理するために SPP が 1 つ割り当てられます。SPP は環境センサーをモニターし、DCU 内部の CMIOU、メモリーコントローラ、および DIMM を管理します。DCU SPM および PDomain SPM も参照してください。

SSH

Secure Shell。システムまたはサービスプロセッサにログインしてコマンドを実行するためのプログラム。

スタンバイ SP

アクティブ SP に障害が発生した場合にサーバーリソースを管理する冗長 SP です。SP および アクティブ SP も参照してください。

静的 PDomain

SPARC M7-8 サーバーの PDomain。静的 PDomain は再構成できません。動的 PDomain および PDomain も参照してください。

スイッチユニット

CMIOU が相互に通信できるようにするデバイス。SPARC M7-16 サーバースイッチには 6 つのスイッチユニットが含まれています。

システム

SPARC M7 シリーズサーバーのドキュメントでは、システムは Oracle ILOM ファームウェアの /System レベルを意味します。

T
トルクス

6 つの先端を持つ星形パターンで特徴付けられるねじの頭の種類。

TPM

Trusted Platform Module。

V
VTS

Oracle VTS を参照してください。

Z
ZFS

Zettabyte File System。ストレージプールを使用して物理ストレージを管理するファイルシステム。