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Oracle I/O ドメイン管理ガイド

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更新: 2016 年 9 月
 
 

I/O ドメインのリソースの増減


注 -  この機能は、ブランチ 2.1.0.813 (またはそれ以降) で提供されているバージョンのツールでのみ使用できます。ツールのバージョンの確認を参照してください。

I/O ドメインのリソースを編集することにより、I/O ドメインのコア数およびメモリーを増減できます。配備済みまたはまだ配備されていない I/O ドメインを編集できます。I/O ドメインの状態および行う変更のタイプに基づいて、ツールでは、すぐに変更を加えるオプションまたは変更を遅らせるオプションが提供されます。

I/O ドメインのコアまたはメモリーを追加または削除するには、その I/O ドメインを停止する必要があります。I/O ドメイン作成ツールでコアやメモリーを追加または削除するアクションの実行を確認する前に、I/O ドメイン内で実行中のすべてのアプリケーションを正常に停止し、OS をシャットダウンすることを強くお勧めします。I/O ドメイン作成ツールでコアやメモリーを追加または削除するアクションの実行を確認すると、制御ドメインから I/O ドメインが停止されます (実行中の場合)。

管理者ロールを持つユーザーは、任意の I/O ドメインを編集できます。ユーザーロールを持つユーザーは、所有する I/O ドメインのみを編集できます。

  1. I/O ドメイン作成ツールにアクセスします。

    I/O ドメイン作成ツールへのログインを参照してください。

  2. 変更をすぐに適用する予定であれば、編集する I/O ドメインをシャットダウンします。
  3. ナビゲーションパネルで、「I/O ドメイン」を選択します。
  4. I/O ドメインを選択し、「編集」をクリックします。

    「I/O ドメインリソースの編集」ページが表示されます。


    image:編集ページを示す画面。
    • ドメインの詳細 – ホスト名、状態、およびタイプが一覧表示されます。

    • 制約 – ドメインタイプに対する最小リソース要件が示されます。アクティブなユーザーにリソース割り当て量がある場合は、そのユーザーの許可されたおよび使用可能なコアおよびメモリーの合計も表示されます。

    • 固定リソース – この I/O ドメイン用に固定されているリソースの合計 (正確なコア識別子およびメモリーセグメントを含む) が示されます。固定リソースは削除できません。

    • アクティブなリソース – 現在この I/O ドメインに割り当てられているコアおよびメモリーの合計 (正確なコア識別子およびメモリーセグメントを含む) が示されます。

    • リソースの編集 – この I/O ドメインのリソースを増減できるプルダウンリストが提供されます。

  5. 「リソースの編集」で、コア数、メモリー、またはその両方を変更します。
    • リソースを増やす – 追加のリソースが、計算ノード上およびユーザーのリソース割り当て量内で (ユーザーにリソース割り当て量がある場合) 使用可能であることが必要です。

    • リソースを減らす – 現在 I/O ドメインにあるリソースが、ドメインタイプに最小限必要なリソースよりも多い場合にのみ実行できます。

  6. 変更を確定するか取り消します。

    表示されるボタンのいずれかを選択します。表示されるボタンは、I/O ドメインの状態および行なった変更のタイプによって異なります。可能性のあるものを次の表に示します。


    注 -  リソースの変更の前に I/O ドメインがシャットダウンされていない場合、ツールは警告を表示し、シャットダウンを実行します。I/O ドメインは再割り当て後に自動的に再起動されます。
    配備されていない I/O ドメイン上
    配備済みの I/O ドメイン上
    • 予約の変更 – 変更はすぐに有効になります。「I/O ドメインの詳細」画面が表示され、リソースが表示されます。

    • 取消し – 変更を取り消し、「I/O ドメイン」画面に戻ります。

    • すぐにアクティブ化 – シャットダウン警告のあと、ツールがリソースの増減に必要な操作を実行している間、変更はキューに入れられます。「I/O ドメインの詳細」画面が表示され、保留中のリソース変更が表示されます。

      進行状況を確認するには、詳細画面の「一般情報」で、「状態」値を監視します。数分後に、状態は「使用の準備完了」を示します。配備キューを確認することもできます。

    • あとでアクティブ化 – 変更の詳細を含む変更レコードが作成されます。「I/O ドメインの詳細」画面が表示され、保留中の変更が表示されます。

      変更をアクティブにする準備ができたら、Step 7 を参照してください。

      注 -  変更レコードは最大 120 時間 (5 日間) 保留状態になります。その時間を過ぎると、レコードは削除され、アクティブ化できなくなります。

    • 取消し – 変更を取り消し、メインの「I/O ドメイン」画面に戻ります。

  7. あとでアクティブ化するよう選択した場合は、希望の時間にリソースの変更を開始します。

    「I/O ドメインの詳細」画面の「保留中のリソース変更」領域で、「実行」、「編集」、または「取消し」をクリックします。

  8. 次のアクションを検討します。