Go to main content

Oracle I/O ドメイン管理ガイド

印刷ビューの終了

更新: 2016 年 9 月
 
 

I/O ドメインのリソース

I/O ドメインで使用できる CPU、メモリー、および I/O リソースの量は、SuperCluster のモデルと、初期インストール時に設定されたドメイン構成によって決まります。

この図は、CPU およびメモリーリソースがどのように I/O ドメインの作成に使用可能になるかを示しています。この図は、SuperCluster T5-8 上の 1 つの計算ノード、または SuperCluster M6-32 上の 1 つの PDomain を表しています。

image:リソースがどのようにリポジトリに配置されるかを示す図。

I/O ドメインは、リポジトリから割り当てられたリソースです。これによって I/O ドメインでは、計算ノードのリポジトリから使用できる十分な CPU およびメモリーリソースがあるかぎり、単一のルートドメインから使用できる量より多くの CPU およびメモリーで構成できます。

I/O ドメインが削除された場合、リソースはリポジトリに戻されます。

リポジトリ内のリソースは、次のアクティビティーの影響を受けます。

  • インストール時 – ルートドメインが構成されている場合、ルートドメインの CPU およびメモリーリソースの大部分は、自動的に CPU およびメモリーリポジトリでパーク状態になります。

    少数の CPU およびメモリーリソースがルートドメイン自体のために予約されます。

    IB および 10GbE インタフェースは、各ルートドメインの物理デバイスから作成された仮想機能 (VF) の形式で、I/O ドメインで使用できるようになります。このような物理デバイス (IB HCA および 10GbE NIC) は物理機能 (PF) と呼ばれます。I/O ドメインで使用するために各 PF から複数の VF が作成され、各 VF はその作成元である基本の物理デバイスと同じように動作します。

  • その後の構成時osc-setcoremem ユーティリティーを使用して、専用ドメインから CPU およびメモリーリソースをパーク状態にすることを選択できます。パーク状態のリソースは、CPU およびメモリーリポジトリに配置され、I/O ドメインで使用できるようになります。


    注 -  I/O ドメインを作成したあとは、パーク状態の専用ドメインリソースを専用ドメインに戻すことはできません。

関連情報