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Oracle I/O ドメイン管理ガイド

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更新: 2016 年 9 月
 
 

SuperCluster ドメインの概要

Oracle の担当者は、サイトの要件に従ったドメイン (LDom) 構成で各 SuperCluster をカスタマイズします。各ドメインはそれ独自の計算リソースセット (CPU、メモリー、および I/O デバイス) で動作します。


注 -  ある SuperCluster の正確なドメイン構成は、SuperCluster のモデルおよびサイトの要件によって異なります。サポートされているドメイン構成の詳細については、『Oracle SuperCluster T5-8 オーナーズガイド』、またはほかの SuperCluster モデルの『概要ガイド』を参照してください。構成ワークシートも参照してください。

この表では、SuperCluster 固有のドメインタイプの一覧を示し、CPU、メモリー、およびネットワークリソースがどのように管理されるかを説明します。

ドメイン
ドメインタイプ
アプリケーションドメインとデータベースドメイン
専用
次のサービスを提供します。
  • アプリケーションドメイン – Oracle Solaris 10 または Oracle Solaris 11 でブートして稼働し、アプリケーションサービスをホストします。

  • データベースドメイン – Exadata アクセラレーションを活用する Oracle データベースを提供します。これらのドメインでは、Oracle Solaris 11 より前の OS リリースは実行できません。

これらのドメインをそのままで使用することも、osc-setcoremem ユーティリティーを使用してドメインの CPU およびメモリーリソースを特定量だけ確保することもできます。確保されたリソースはパーク状態になり、I/O ドメインで使用できます。
osc-setcoremem ユーティリティーの詳細については、『Oracle SuperCluster T5-8 オーナーズガイド』、または使用しているモデルの『Oracle SuperCluster 管理ガイド』を参照してください。
ルートドメイン
専用
I/O デバイスをホストすることによって SR-IOV 機能をサポートします。ルートドメインは、I/O ホスティング機能のために小さいリソースセットを予約します。残りのリソースはパーク状態になるために、リソースのプールが作成され、さらにこのリソースプールを I/O ドメインに動的に仮想化できます。
I/O ドメイン
SR-IOV
選択時に、I/O ドメイン作成ツールを使用して I/O ドメインを作成、削除、および配備します。このツールでは、CPU およびメモリーリポジトリから、およびルートドメインによりホストされた仮想機能から、リソースを割り当てることができます。
I/O ドメインを構成するときに、アプリケーションドメインまたはデータベースドメインとして割り当てます。これらのアプリケーション I/O ドメインおよびデータベース I/O ドメインは、専用のアプリケーションドメインおよびデータベースドメインと同じ機能を提供するだけでなく、I/O ドメインを必要に応じて削除および追加できる柔軟性を提供します (使用可能なリソースに制限されます)。
I/O ドメインでは、Oracle Solaris 11 より前の OS リリースは実行できません。
ゾーンのサポート:
  • Solaris 非大域ゾーン – アプリケーション I/O ドメインおよびデータベース I/O ドメインでは Solaris ゾーンがサポートされます。Solaris ゾーンのベストプラクティスにおける一般的な使用法およびサイズ設定のガイドラインに従う必要があります。

  • データベースゾーン – データベース I/O ドメインは、最大で 1 つのデータベースゾーンをサポートします。

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