保守サービス時に vHBA を削除する
このセクションの手順は、ミッションクリティカルなアプリケーションまたは中断できないアプリケーションを実行しているホストサーバーに推奨されます。この手順ではホストサーバーのリブートは行いません。代わりに、メモリーから vHBA ドライバをアンロードしてからリロードします。ドライバが再ロードされると、再スキャンがトリガーされます。
このケースは、ホストサーバーがすでにブートされていて、vHBA のドライバがホストサーバーのメモリーに少なくとも 1 回ロードされている状況で役立ちます。vHBA ドライバをアンロードおよびロードすることによって、ストレージデバイスの変更が再学習されるように再スキャンがトリガーされます。
この例は、マルチパス環境の Linux ホストサーバーに接続されている vHBA を正常に削除する方法を示しています。
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ホストサーバーで、削除する vHBA のすべての I/O を停止します。
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vHBA を介してストレージリソースを使用している可能性があるすべてのアプリケーションを停止します。
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ホストサーバーで、Oracle Fabric OS ドライバに接続されているすべてのファイルシステムをアンマウントします。
umount device
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ホストサーバーで、次のいずれかのコマンドを発行して PowerPath サービスを停止します。
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/etc/init.d/PowerPath stop
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service PowerPath stop
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Oracle Fabric Interconnect で vHBA を削除します。
たとえば、news_storage という vHBA を削除するには、次のコマンドを実行します。
remove vhba news_storage
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ホストサーバーで、Oracle Fabric OS の vHBA ドライバをアンロードします。
modprobe -rv vhba
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ホストサーバーで、Oracle Fabric OS の vHBA ドライバをロードします。
modprobe -v vhba
注 -
この手順では、vHBA ドライバをリロードし、vHBA を使用してアクセス可能なストレージの再スキャンをトリガーします。
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次のいずれかのコマンドを発行して、PowerPath サービスを起動します。
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/etc/init.d/PowerPath start
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service PowerPath start