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Oracle® Fabric OS 1.0.2 管理ガイド

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更新: 2016 年 11 月
 
 

vHBA を構成する

この手順は最小の vHBA 構成を有効にするために使用します。


注 -  VHBA は仮想化スイッチでのみサポートされます。VHBA はリーフスイッチではサポートされません。
  1. 名前付きのサーバープロファイルを作成して、物理サーバー接続にバインドします。
    add server-profile myserver ceasar@iowa:ServerPort24
  2. vHBA を終端できる FC カードを見つけます。

    たとえば、sanFc2Port16GbCard です。

    show iocard
    slot        state    descr    type                   v-resources
    ----------------------------------------------------------------
    1           up/up             sanFc2Port16GbCard     0
    2           up/up             sanFc2Port16GbCard     0
    3           up/up             sanFc2Port16GbCard     0
    4           up/up             sanFc2Port16GbCard     0
    4 records displayed
  3. vHBA を割り当てる FC スロット/ポートを見つけます。

    この例では 2/1 を使用します。

    show ioport                                                          
    name       type             state       descr         v-resources
    -----------------------------------------------------------------
    1/1        sanFc16GbPort     up/up                     0
    1/2        sanFc16GbPort     up/up                     0
    2/1        sanFc16GbPort     up/up                     0
    2/2        sanFc16GbPort     up/up                     0
    3/1        sanFc16GbPort     up/up                     0
    3/2        sanFc16GbPort     up/up                     0
    4/1        sanFc16GbPort     up/up                     0
    4/2        sanFc16GbPort     up/up                     0
    8 records displayed

    FC ポート (sanFc16GbPort) は FC スイッチに接続する必要があります。この場合、show ioport の状態は up/up です。up/down が表示されている場合は、ケーブルがポートから取り外されているか、ポートがリモートスイッチで無効にされている可能性があります。

    FC ポートは、最大で次の速度に自動ネゴシエートできます。

    • 4、8、および 16G ビット/秒

    • 8 および 16G ビット/秒

  4. vHBA を作成して、サーバープロファイルにバインドし、vHBA を終端させるスロット/ポートを指定します。
    add vhba vhba1.myserver 2/1

    この例では、vHBA は vhba1、およびサーバープロファイルは myserver です。FC スロットは 2、および FC ポートは 1 です。vHBA を追加して終端ポイントを指定すると、vHBA がサーバーに自動的に作成されます (正しいホストソフトウェアがインストールされていることを想定)。デバイスがそのポートを使用して接続する場合、ホストがターゲットの検出を開始します。

  5. 別の vHBA を作成するには、Step 3Step 4 を繰り返します。

    注 -  vHBA は各シャーシで異なる必要があります。たとえば、VH1.SP1 という名前の vHBA は、1 つ以上の共通のサーバーに接続する 2 つの異なるシャーシには存在できません。
  6. vHBA が作成されて、その状態が up であることを確認します。
    show -list vhba vhba1.myserver
    -----------------------------------------------------------------
    name           vhba1.myserver
    state          up/up
    fabric-state   initialized
    if             2/1
    if-state       
    wwnn           50:01:39:71:00:02:D1:1E
    wwpn           50:01:39:70:00:02:D1:1E
    map    
    local-id       0
    -----------------------------------------------------------------
    1 record displayed

    FC ポートが到達可能な FC スイッチに接続されている場合は、状態が up になります。

    状態が resourceUnavailable の場合は FC の接続がありません。また、サーバープロファイルが物理ホストのリソースにバインドされていないか、ホストが通信できない場合、このフィールドに「resourceUnavailable」も表示されます。

    Oracle Fabric Interconnect には 3 つのレベルの oper-status (cardport、および vhba) があります。

    スイッチのアクセス制御ゾーニングを事前に正しく設定している必要があります。スイッチに移動して、WWN が適切にログインしていることを確認します。そうではない場合は、CLI で vHBA 経由で適切なデバイスを表示できません。設定を正しく実行した場合、事前スキャン機能を使用すると、バインドされていない vHBA が検出済みのターゲットと LUN をネットワーク環境に表示できるようになります。この時点で、バインドされていない vHBA をサーバープロファイルにバインドできます。詳細は、ターゲットの事前スキャンおよび再スキャンを参照してください。

    Oracle Fabric Interconnect は、ポートゾーニングおよびソフトゾーニングの両方をサポートしています。ほとんどの場合、ポートゾーニングが推奨されますが、SAN で使用するゾーニングの方法は、SAN の接続方法に基づいて選択します。

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