ユーザーアカウント
MiniCluster には、次の表に示すユーザーアカウントが含まれています。
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mcinstall
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パスワードはインストール時に構成されます。MCMU からリセットおよび変更できます。
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root
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インストールプロセスでは、mcinstall を MCMU プライマリ管理者として作成し、パスワードを作成するよう求められます。これは MCMU のプライマリ管理者となるアカウントです。
このユーザーアカウントは次のアクティビティーに使用されます。
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installmc の実行によってインストール時にシステムの初期化を実行する。
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MCMU BUI および mcmu CLI を使用して、VM も含めてシステムを管理する。
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アプリケーション VM 上および大域ゾーンとカーネルゾーンで、root 役割になって (su で root に切り替えて) スーパーユーザー権限を取得する。
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MCMU スーパーバイザ – インストール時に決定されたアカウント名
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該当なし
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該当なし
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MiniCluster ソフトウェアでは、スーパーバイザユーザーはユーザー名と電子メールアドレスのみです。ログイン資格情報ではありません。このアカウントを使用して、MCMU ユーザーの承認プロセスを 2 段階にすることができます。
このユーザーは、新しい MCMU ユーザーが作成されるたびに電子メールを受け取ります。新しいユーザーのアカウントが有効になるには、スーパーバイザとプライマリ管理者がユーザーを承認する必要があります。
このアカウントを使用して、プライマリ管理者以外の人物をスーパーバイザとして割り当てることにより、MCMU ユーザーの承認プロセスを 2 段階にすることができます。
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(オプション) テナント管理者 – ユーザーの登録時に決定されたアカウント名
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最初のログイン時に決定されます。
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tadmin
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このユーザーは、VM 上でのみ、すべてのインストール後アクティビティーを実行できます。
このユーザーは、大域ゾーンまたはカーネルゾーンにアクセスできず、MCMU BUI または CLI を実行することもできません。
注 -
ユーザーが MCMU CLI で作成されている場合、この役割は tenant_admin として識別されます。
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oracle
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パスワードは mcinstall のパスワードと同じです。
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root
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このユーザーアカウントは次のアクティビティーに使用されます。
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最初のログインで使用されるデフォルトの MCMU パスワードは welcome1 です。ユーザーは welcome1 を一度入力すると、パスワードポリシーに準拠した新しいパスワードを作成するよう強制されます。MCMU のパスワードポリシーを参照してください。
すべての MCMU ユーザーによって実行されるすべてのアクションが、ユーザーの識別子に基づいて記録されます。
注 -
MCMU ユーザーアカウントは、アプリケーションやデータベースの使用といったシステムの日常的使用には使用されません。これらのユーザーアカウントは、Oracle Solaris、アプリケーション、VM 上のデータベース、およびサイトのネームサービスを介して管理されます。