MCMU は、各 VM の構成に基づいて、適切な量のストレージを VM に自動的に割り当てます。このセクションでは、MCMU がストレージを構成する仕組みについて説明します。
MiniCluster には、各ノードに 6 台の HDD があるほか、1 つまたは 2 つのストレージアレイが含まれています。
各コンピュートノードでは、次のストレージコンポーネントが提供されます。
2 台の HDD。大域ゾーンとカーネルゾーンで使用されます。ドライブは高可用性のために RAID 10 を使用します。
4 台の HDD。VM のルートファイルシステムを格納します。ドライブは高可用性のために RAID 10 を使用します。
1 つのストレージアレイでは、次のストレージコンポーネントが提供されます。
14 個の SSD。DB VM 用に予約されています。DB ディスクグループは、標準の冗長性 (1 台のディスクの障害から保護) または高冗長性 (2 台のディスクの障害から保護) で構成されます。
4 個の SSD。DB REDO ログ用に予約されています (常に高冗長性で設定されます)。
6 台の HDD。DB VM およびアプリケーション VM にエクスポートできる共有ストレージを提供します。グループプロファイルを定義するときにこのストレージを有効または無効にし、稼働中に MCMU BUI または CLI で変更できます。非常にセキュアな環境の場合は、『Oracle MiniCluster S7-2 セキュリティーガイド』の推奨事項 (http://docs.oracle.com/cd/E69469_01/html/E69475/grbfj.html) を参照してください。
この図は、ストレージがどのように配置されるかを表しています。
システムにストレージアレイをもう 1 つ追加する場合 (追加されたストレージアレイを構成する (CLI)を参照)、ユーティリティーは図に示されている各カテゴリのストレージの量を自動的に倍にします。
MiniCluster に付属しているストレージに加えて、ネットワークファイルシステムへのアクセスを提供することもできます。VM グループに外部 NFS を追加する (BUI)を参照してください。