MiniCluster 管理ユーティリティー (MCMU) では、ブラウザベースのセキュアなインタフェース (BUI) を使用して、さまざまなインストール、構成、および管理アクティビティーを実行できます。管理タスクを選択して構成情報を指定すると、複雑な操作がユーティリティーによってバックグラウンドで実行されます。
このリストは、このユーティリティーを使用して実行できるアクティビティーの種類をまとめたものです。
MiniCluster の初期構成 – ユーティリティーは MiniCluster のネットワークおよびストレージトポロジを検証し、インターネットおよび管理アクセスのために 2 つの SPARC S7-2 コンピュートノードを設定し、アプリケーション仮想マシングループで使用する NFS 共有ファイルシステムを必要に応じて構成します。ユーティリティーは、サイトのプリファレンスに従ってネットワークを構成し、クライアントアクセス用および管理コンソール用のホスト名と IP アドレスを構成します。
データベース仮想マシンの作成と管理 – ユーティリティーは、データベース仮想マシングループに Oracle Grid Infrastructure 12c をインストールします。また、Oracle 11g と 12c の単一インスタンスデータベース、RAC データベース、および RAC One Node データベースのプロビジョニングもサポートします。
アプリケーション仮想マシンの作成と管理 – ユーティリティーは、構成のプリファレンスに基づいて、2 つの仮想マシン (各コンピュートノードに 1 つ) をプロビジョニングするか、アプリケーショングループごとに 1 つの仮想マシンをプロビジョニングします。複数のアプリケーション VM グループを作成できます。構成パラメータを使用すると、アプリケーションバイナリをローカルストレージにホストするか、またはバイナリを共有ストレージにインストールできます。
システム構成とネットワーク情報の表示 – いくつかのボタンをクリックすることにより、コンピュートノード上の VM 構成の表示、ネットワークトポロジの表示、ネットワークパラメータの確認、および初期化プロセスの確認を行うことができます。
セキュリティーベンチマークの実行 – セキュリティー要件に基づいて、MCMU を使用してセキュリティーベンチマークを構成、実行、およびモニターします。
MiniCluster のファームウェアとソフトウェアのアップグレード – ユーティリティーは MiniCluster の四半期ごとのパッチ更新をインストールします。これには、OS、ファームウェア、Oracle ILOM、および Oracle Database ソフトウェアの更新が含まれている場合があります。
自動システムチューニング機能の有効化 – MCMU には、システムが最適に動作するようにシステムパラメータを自動的に調整する仮想チューニングアシスタントが含まれています。
システムチェックの実行 – ユーティリティーでいくつかのボタンをクリックすることにより、システムの構成を検証し、ドライブのステータスを確認できます。
簡略化されたサポートタスク – MCMU は、サポートバンドルを作成する機能と、自動保守要求 (ASR) 機能を構成する機能を提供します。