この統計は、イニシエータからアプライアンスにリクエストされる秒あたりのファイバチャネル操作数 (FC IOPS) を表示します。FC I/O のイニシエータ、ターゲット、タイプ、および待機時間を示す、さまざまな有用な内訳が使用できます。
同様な統計の同様な内訳の例については、Protocol: iSCSI Operationsを参照してください。
秒あたりのファイバチャネル操作数は FC 負荷を示すために使用でき、またダッシュボードに表示できます。
FC のパフォーマンスの問題を調査するとき、特に問題の大きさを定量化するには、待機時間内訳を使用してください。これは、アプライアンスに起因する入出力待機時間のコンポーネントを測定してヒートマップとして表示するため、全体の待機時間パターンを外れ値とともに確認できます。FC 待機時間が大きい場合は、待機時間をドリルダウンして、待機時間が大きいクライアントイニシエータ、操作タイプ、および LUN を識別し、CPU 負荷とディスク負荷の両方についてほかの統計を確認して、アプライアンスの応答が遅い原因を調査します。待機時間が小さい場合は、アプライアンスは高速に動作しており、クライアントイニシエータにパフォーマンスの問題が発生する原因は、ネットワークインフラストラクチャーやクライアント自体の CPU 負荷といった、環境内のほかの要因である可能性が高くなります。
パフォーマンスを向上させる最善の方法は不要な作業を除去することで、これはイニシエータ、LUN、およびコマンド内訳を使用すると識別できます。
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これらの内訳を組み合わせて強力な統計情報を生成できます。たとえば、SCSI の待機時間を読み取り専用で検査するには、「プロトコル: 待機時間別の読み取りコマンドの秒あたりのファイバチャネル操作数」を使用します。
秒あたりの FC バイト数については、プロトコル: ファイバチャネルバイト数を参照してください。
1 秒あたりの平均待機時間については、プロトコル: ファイバチャネル平均待機時間を参照してください。
FC 読み取りワークロードがキャッシュからどのように返されるかを確認するには、キャッシュ: ARC アクセスを参照してください。
発生するバックエンドディスク I/O については、ディスク: I/O 操作を参照してください。