Go to main content

Oracle® ZFS Storage Appliance Analytics ガイド、Release OS8.8.x

印刷ビューの終了

更新: 2020 年 8 月
 
 

プロトコル: SMBv[1-2] バイト数

これらの統計は、SMB クライアントとアプライアンス間で転送される秒あたりの SMB バイト数を表示します。サポートされている SMB バージョンは、SMB および SMB2 です。バイト統計は、操作、クライアント、ファイル名、シェア、およびプロジェクトごとに分類できます。

SMB/SMB2 バイト数をチェックするタイミング

秒あたりの SMB バイト数は、SMB 負荷を示すために使用できます。パフォーマンスを向上させる最善の方法は不要な作業を除去することで、これはクライアント内訳とファイル名内訳、およびファイル名の階層ビューを使用すると識別できます。クライアント内訳と、特にファイル名内訳は、ストレージと実行のオーバーヘッドという観点で非常に大きな負荷がかかる可能性があります。そのため、処理量の多い本番アプライアンス上でこれらの内訳を常時有効にしておくことはお勧めしません。

SMB/SMB2 バイト数の内訳

表 55  SMB バイト数の内訳
内訳
説明
操作タイプ
SMB/SMB2 操作タイプ (read/write/getattr/setattr/lookup/...)
クライアント
SMB クライアントのリモートのホスト名または IP アドレス
ファイル名
SMB 入出力のファイル名で、アプライアンスから認識されキャッシュされている場合にかぎられます。ファイル名が不明な状況もあります。たとえば、クラスタのフェイルオーバー後に、クライアントが SMB ファイルハンドルによる操作を続行し、ファイル名を識別するためにオープンを実行しない場合などです。これらの状況では、ファイル名は「<unknown>」と報告されます。
シェア
この SMB I/O のシェア
プロジェクト
この SMB I/O のプロジェクト

これらの内訳を組み合わせて強力な統計情報を生成できます。たとえば、特定のクライアントがアクセスしているファイルを表示するには、「プロトコル: ファイル名別のクライアント hostname.example.com への秒あたりの SMB2 バイト数」を使用します。

追加の分析