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Oracle® ZFS Storage Appliance Analytics ガイド、Release OS8.8.x

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更新: 2020 年 8 月
 
 

Active Directory: 平均待機時間

この統計は、MSRPC バインド操作および次の AD 操作の 1 秒あたりの平均待機時間を表示します。

  • LSA ルックアップ

  • NTLM 認証

  • Kerberos 認証

  • DC フェイルオーバー

  • DC モニター

  • DC 検出

  • ドメイン参加

  • ネゴシエート認証メカニズム

  • システムの AD コンピュータアカウントの特定

AD 平均待機時間の統計は、smbd に関連する可能性のある問題を診断し、AD パフォーマンスの問題および AD サーバーの待機時間の分析に役立てるためにのみ使用する必要があります。AD 分析は、システムリソースを不必要に消費するため、継続的に実行しないでください。平均待機時間が一定期間大幅に増加する場合はアラートを生成でき、アラートはダッシュボードに表示されます。しきい値アラートを設定するには、「しきい値アラートの構成」 (BUICLI) を参照してください。

Active Directory 平均待機時間をチェックするタイミング

AD 平均待機時間の統計は、AD パフォーマンスの問題の分析に役立ちます。この統計は、ドメイン内のさまざまな AD サーバーの待機時間を測定するのにも役立ちます。たとえば、DC モニター操作の待機時間を使用して、マルチ DC ドメイン環境のどの AD サーバーのレスポンスが速いかを判別できます。その後、待機時間の短い DC が優先 DC になるように設定できます。次の図は、特定のホストの DC モニター操作の平均待機時間が 1 秒あたり 5.37ms であることを示しています。

図 3  AD サーバーの待機時間

image:この図は、ドメイン内の特定の AD サーバーの待機時間を示しています。

Active Directory 平均待機時間の内訳

この統計は、操作と結果で分類できます。

表 14  Active Directory 平均待機時間の内訳
内訳
説明
操作
このセクションの最初にあるリストを参照してください。
結果
操作の結果。例:
  • NT ステータス

  • システムエラー

次の図は、3 つの異なる AD 統計すべてを示しています。

図 4  AD の平均待機時間、MSRPC バインディング、および操作の統計

image:この図は、3 つの異なる AD 統計すべて(平均待機時間、MSRPC バインディング、および操作)を示しています。

追加の分析