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Oracle® ZFS Storage Appliance Analytics ガイド、Release OS8.8.x

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更新: 2020 年 8 月
 
 

データ移動: クラウドリクエスト

この統計は、クラウドスナップショット操作の結果として Oracle Cloud Infrastructure Object Storage に対して発生するクラウドリクエストの合計数を追跡します。多くの場合、リクエストは多数のバイトで構成されます。場合によっては、リクエストによってデータが転送されない可能性もあります。リクエストは、大まかな HTTP リクエストに相当します。たとえば、クラウドバックアップを削除すると、複数のクラウドリクエストが発生しますが、バイト数は転送されません。比較すると、バックアップにより多くの nwrite リクエストが発生し、各リクエストの結果、何千バイトもの転送が行われます。

クラウドバイト数をチェックするタイミング

クラウドスナップショットアクティビティーの調査時にこの統計を使用して、リクエストが後に続いているかどうか、および処理されているリクエストの数を判別します。オブザーバは、クラウドバイト数と組み合わせて、スナップショットの進行速度 (復元またはバックアップ) を確認し、リクエストが正常に処理される速度を決定できます。

クラウドリクエストの内訳

表 27  クラウドリクエストの内訳
内訳
説明
操作タイプ
各タイプの操作の合計リクエスト数: nread (読み取り)、nwrite (書き込み)、ntrim (削除)、および nerror (エラー)。
クラウドターゲット
サービスで構成されたクラウドターゲットごとに分類された合計リクエスト数。
raw (内訳なし)
すべてのターゲットおよびすべての操作タイプへの合計リクエスト数。

追加の分析

リクエストではなく転送されたクラウドバックアップバイト数を調べるには、データ移動: クラウドバイト数を参照してください。