Go to main content

Oracle® ZFS Storage Appliance Analytics ガイド、Release OS8.8.x

印刷ビューの終了

更新: 2020 年 8 月
 
 

メモリーパフォーマンスの問題の識別 (BUI)

アプライアンスのメモリーハードウェアのボトルネックを特定して解決するには、次の手順を使用します。分析データセットの結果に基づき、追加の DRAM を取り付けてメモリーパフォーマンスを向上させるための修正アクションを提案します。

  1. Creating a Worksheet (BUI)の説明に従ってワークシートを作成します。
  2. 「統計を追加」の横にある追加アイコン image:項目を追加できることを示すアイコン をクリックします。
  3. 「キャッシュ」>「ARC アクセス」>「ヒット/ミス別」に移動します。
  4. 少なくとも 10 分待ちます。

    注 -  10 分は一般的なガイドラインです。メモリー負荷の高い短期間のワークロードがある場合、この時間の長さを調整できます。
  5. グラフを調べます。

    次の表の条件がすべて存在する場合は、追加の DRAM を取り付けることをお勧めします。

    条件
    説明
    データまたはメタデータに対する ARC アクセスのヒットがミスに比べ、75-97% 以上になっている
    ARC は、アプリケーションに必要なデータまたはメタデータを格納することによりメリットを提供しています。
    データまたはメタデータに対する ARC アクセスのヒットが先読みのヒットより大幅に高い
    大部分の ARC アクセスが先読みメカニズムだけでなく、実際のアプリケーションのために使用されています。
    ARC が少なくとも 1 秒あたり 10,000 回アクセスされている
    アプライアンスが DRAM をヒットしていますが、これはアイドル状態のシステムの標準的な使用率ではありません。
    ほぼすべてのメモリーが ARC によって消費され、未使用のメモリーがほとんど残っていない
    アプライアンスは、すでに存在する DRAM の小さなサブセットからホットなワークロードを処理しているだけでなく、ARC で可能性のあるすべての DRAM を利用しています。