Oracle® Solaris 11.2 デバイスドライバの記述

印刷ビューの終了

更新: 2014 年 9 月
 
 

ドライバに必要なデータ構造体

自動構成をサポートするには、ドライバで次のデータ構造体を静的に初期化する必要があります。

ドライバは、図 5-1 のデータ構造体に依存しています。これらの構造体を正しく提供し、初期化する必要があります。これらのデータ構造体がない場合、ドライバが正しくロードされない可能性があります。その結果、必要なルーチンがロードされない可能性があります。ある操作がドライバによってサポートされていない場合は、 nodev(9F) ルーチンのアドレスをプレースホルダとして使用できます。場合によっては、ドライバがエントリポイントをサポートするため、成功または失敗を返すだけで済むことがあります。その場合は、 nulldev(9F) ルーチンのアドレスを使用できます。


注 - これらの構造体は、コンパイル時に初期化してください。ドライバは、それ以外のときにこれらの構造体へのアクセスや変更を行うべきではありません。